投資信託

【著者】 児山 将

そもそも投資信託とは?

投資信託とは、投資家から集められた資金を1つのファンド(基金)にまとめ、それを株式や債権、不動産(REIT)などに投資する金融商品のことです。
1万円程度の少額から投資することが可能で、そういった資金を集めてプロが運用するので、小さな資金では投資できない商品にも投資をすることも可能となります。

株式投資はリスクを感じて怖いという方も、プロに任せられるという安心感からかNISA資金の半数が投資信託で運用されているようです。

投資信託

投資信託は、株式投資と同じように投資元本が保証されている金融商品ではありません。プロが運用するからといって、絶対成功するとは限りません。
銀行預金や債券投資とは違いリターンが見込める代わりにリスクのありますので、注意が必要です。

集めた資金をどのような金融商品に投資するという運用方針は投資信託ごとに違いますが、投資対象や運用期間などはしっかりと公表されています。

投資信託のサイトを見れば、各投資信託の構成銘柄や組み入れ比率が明記されています。

投資信託の基礎知識

投資信託の運用成績は、当然市場環境によって変動します。投資信託の購入後に、投資信託の運用がうまくいって利益が得られることもありますが、運用が失敗し元本割れすることもあります。
これには、投資信託の基準価格(株価の様なもの)で確認することができます。基準価格は毎日変動します。つまり、自身が購入した時よりも値上がりしていれば利益となっています。

そして、運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっております。
例えば、10%の利回りがあった場合、1億円投資した人が10%のリターン、100万円を投資した人が8%のリターンといったことはなく、平等に増減します。

また、投資信託を保有していれば分配金というものがあります。収益の分配は、毎月行っているところや、半年、年ごとなど様々です。
だいたい、この分配金の目安として毎月基準価格の1.5%程度がもらえます。
ちなみに、さわかみ投信のように分配金0円としている投資信託もあります。

投資信託には、購入時に手数料が必要なものがあり、だいたい購入代金の2~3%が必要になります。
また、購入代金が無料の投資信託のことをノーロードといいます。

投資信託はプロが運用するわけですから、運用報酬を支払うことになります。
これを、運用管理費用または信託報酬といい年率1~2%が必要になります。

ちなみに、上に出たさわかみ投信の場合は、信託報酬が純資産総額に対して年率1.08%(税抜年率1.00%)となっています。

投資信託の仕組み

投資信託は、主に販売会社・投資信託運用会社・信託銀行の3つの会社が関係してきます。

販売会社
投資信託の販売会社には、証券会社や銀行、ゆうちょなどがあります。
彼らは投資家へ投資信託を販売するだけでなく、投資家の口座を管理し、投資信託の販売や換金、分配金・償還金の支払いなどを行います。
また、投資家が資産運用する際の相談にのったりもします。
つまり、投資家と投資信託をつなぐプラットフォームなのです。

投資信託運用会社
ひふみ投信や三菱UFJ投信がこれにあたります。
投資信託の運用会社は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用担当者が、調査にもとづいて投信の資金の運用を指示します。

アナリストやストラテジストと呼ばれる専門家が経済・金融情勢などに関する様々なデータを分析します。
そして、ファンドマネージャーが信託財産をどの金融商品に、いつ・どれくらいの比率で投資するのかという運用戦略を決定し、信託銀行に対して指示します。

当然、投資信託という商品を作り・運用指示する投信会社は、投資信託において最も重要な役割を果たしているということになります。
※運用会社は投資信託の法律上、委託者と呼ばれています。

信託銀行
住友信託銀行や三菱UFJ信託銀行などがこれにあたります。
信託銀行は、投資家から集められたお金を分別管理し、上記の運用会社の指示に従って、株式や債権の売買を行います。

なお信託銀行では、投資家から集めた資金を自社の財産とは区別して保管・管理(分別管理)しています。つまり、投資信託の資金は運用会社ではなく、信託銀行にあるのです。このことを、信託保全といいます。
信託銀行は投資信託の法律上、受託者と呼ばれています。

このような仕組みで運営されているので、投信の運用会社が破綻したとしても、投資家のお金は0にならずに済むのです。

投資信託の仕組み

ちなみに、ネット証券業界で投資信託の取扱い数が一番多いのはSBI証券で、1,917本です。 ノーロード投信も563本取り扱っており、投資信託もSBI証券が便利のようですね!
(※数値は2015年3月4日時点)

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