IPOは投資成績が非常に良い結果となることが多く、2013年から公募価格の上昇率300%で初値が付いたという例も珍しくなくなってきました。
まさに、「10万円が1日で30万円になります」という怪しい話が、本当にゴロゴロとしている世界というわけです。
しかし、IPOで当選することは至難の業です。
大手証券会社であれえば、資産家が証券会社で取引をする代わりにIPOに当選させるということもあるようで(元M証券マン談)、やはり資金力が有利ということが否めません。
では、ネット証券ではどうでしょうか?
SBI証券では、IPOチャレンジポイントという当選確率を高める為のサービスがありますし、マネックス証券、カブドットコム証券、松井証券は完全平等な抽選方法をとっていますので、資金力は関係ありません。
そして、GMOクリック証券は同じGMOグループの上場の際に、IPOを申し込むと有利に分配されるようです。
(2015年には)
岡三オンライン証券は、親会社である岡三証券が主幹事を務める際には、割り当て比率が大きくなります。
以上のことを考えると、IPOは複数のネット証券で申し込んだ方が当選確率が有利なのではないかと管理人は考えます。
2014年SBI証券主幹事のIPO成績
では、ネット証券が主幹事を務めた時のIPOの成績はいかがでしょうか。
大手証券会社の圧力があり、有望企業の主幹事などさせてもらえないと考えている方もいるかもしれませんね。
以下に、2014年からのSBI証券が主幹事を務めた際のIPOの成績を掲載しています。
上場日 | 銘柄名 | 公募価格 | 初値 | 上昇率 | 利益 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
2月19日 | ALBERT | 2,800 | 6,040 | 116% | ¥324,000 | SBI証券 |
12月16日 | マークラインズ | 1,980 | 3,510 | 77% | ¥153,000 | SBI証券 |
12月11日 | ビーロット | 2,010 | 10,500 | 422% | ¥849,000 | SBI証券 |
10月22日 | セレス | 1,860 | 2,890 | 55% | ¥103,000 | SBI証券 |
9月19日 | AMBITION | 960 | 1,555 | 62% | ¥59,500 | SBI証券 |
9月11日 | ジャパンインベストメントアドバイザー | 2,550 | 5,770 | 126% | ¥322,000 | SBI証券 |
合計 | - | - | - | 858% | ¥1,810,500 | - |
結果は見ての通りです。
SBI証券が主幹事を務めた全ての銘柄が、公募価格より高く初値が付き「全勝」という結果となっています。
2015年2月に上場したALBERT(ビッグデータの統合管理・分析コンサルティング、マーケティング施策に活用するためのシステム開発企業)は、翌日にはストップ高となるほど上昇し、8,000円を越えるまで上昇しました。
上の利益というところは、公募価格で買って初値で売った場合の利益ですが、実際にはもっと大きな利益を得られている可能性の方が高いのです。
121万円が181万円となり、差し引きで60万円以上の利益となっています。
IPO投資はやはり、相当な確率で利益を上げることができるのです。
2015年もSBI証券が主幹事を務めるIPOはあります。
(3/24にRS Technologies、3/26にモバイルファクトリー)
⇒IPOスケジュール
是非、ネット証券でIPO投資に応募してみてはいかかでしょうか?
>>IPO(新規公開株)比較ランキング