人工知能・ロボット関連銘柄を追え!

【著者】 株王獅子丸



ごきげんよう。株王獅子丸だ。

いきなりだが、読者の皆様に問いかけたい。
あなたはアナログ型の人?それともデジタル型の人?
趣味趣向の話ではなく、あなたの生活がアナログ型なのか、デジタル型なのか、どちらだろうか?

テクノロジーの進化というものは非常に早いもので、現在進行形で発展し続けており、古き良きアナログな技術やシステムが次々と失われつつあることに悲観的な思いをしている人も少なくないはずだ。

しかし、誰もが携帯電話(スマホ)を持ち歩き、一家に一台パソコンを所有しているように、1998年〜はじまった「IT革命」により、今ではインターネットは当たり前となり、あらゆるものがデジタル化された時代となった。

今こうしてあなたが俺のコラムを読んでいるのも、あなたと俺がインターネットで繋がっているからこそ実現していることなのだ。

つまり、冒頭の質問で自分はアナログ型だと答えた方も、アナログを愛しているという方でも、インターネットに接続している時点で実質的にも客観的にもデジタル型の人ということなのだ。

そして次のデジタルテクノロジー革命として、これから紹介する人工知能やロボットが我々の生活にとって当たり前の存在となる時代が本格的に到来しようとしている。

実際に、人工知能・ロボット・IoT・ビッグデータ・ドローンなどの次世代テクノロジーと呼ばれる技術に関する話題はテレビニュースや新聞でも取り上げられる機会が増え、その認知度も広まっており、株式投資市場においても、早耳な投資家達からの関心を集めている。

そこで今回、今から来年にかけた短期的なテーマとしても、2020年までの長期的なテーマとしても、今から注目することができるロボット関連銘柄や人工知能関連銘柄について取り上げていく。

「人工知能やロボット関連銘柄の株価が最近上がっているみたいだけど、具体的にどういう投資戦略を組めばよいのかわからない」という方に対して、当コラムが役に立つことができればできれば幸いだ。

人工知能・ロボット関連銘柄とは?

人工知能関連銘柄・ロボット関連銘柄とは、その名の通り、人工知能やロボットの開発・研究・商品化・生産に携わっている上場企業のことを指す。

海外ではGoogleが検索エンジンに人工知能を導入、香港では人工知能による地下鉄システム制御、米国ではトヨタによる1200億円の投資で人工知能の新会社が設立されるなど、世界的にも人工知能・ロボットが稼働し始めており、日本国内でも今後急速に人工知能ロボットが普及していくことを想定すると、人工知能・ロボット関連銘柄は成長性の高いテーマ株として考えることができる。

なぜ注目されているのか?

人工知能関連銘柄やロボット関連銘柄が注目されている理由のひとつとして、これらのテクノロジーが我々の生活を一変させる力をもっていることからも、その株価が大化けする可能性が高いことが挙げられる。冒頭でも取り上げたように、今で言う携帯電話やスマホのように、人工知能やロボットは今後、我々の日常生活に欠かすことができない存在になる可能性を秘めている。

株価上昇が期待できる根拠

・根拠1
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による発表では、ロボット産業の将来市場予測は2015年は1.6兆円、2020年には2.9兆円、2025年には5.3兆円、2035年には9.7兆円まで市場拡大し得る。

・根拠2
日本は産業用ロボットで世界シェア第1位を占めるが、サービスでは欧米企業が先行しているのが現状。つまり、シェア率1位の日本が本格的に国内向けに人工知能・ロボット産業サービスを開始すれば、爆発的なマーケットの成長が望める。

・根拠3
人工知能・ロボットは医療・介護・福祉をはじめとしてあらゆる分野に需要が高い。そして金融との融合によるフィンテックや自動運転車との融合など、あらゆる分野との融合が期待できる。その他にも、工場や危険区域での作業など、様々な場面における将来的な需要が予測できる。

個人的に注目している銘柄

菊池製作所
介護に特化した介護用ロボット、物流産業等の現場での利用が期待できるマッスルスーツ、救助現場で使用されるレスキューロボットなど、明確な目的で商品化されるロボットを数多く開発・生産・出荷を行っている実績を持つ本命のロボット関連銘柄。その他にも、福島県の自社工場でドローンを大量生産するなど、時流に乗った企業であり、材料発表による短期的な株価上昇はもちろん、長期的な成長も期待できる企業。

サイバーダイン
世界初のサイボーグ型ロボットHAL®(Hybrid Assistive Limb®)の開発・生産・販売を行っているロボット企業。HAL®は、人間の身体に装着することで人・機械・情報を融合し、身体の不自由な人をアシストしたり、人間が持つ以上の力を発揮したり、脳・神経系への学習運動を促す非常に高機能なロボットだ。同社の代表取締役でもある山海嘉之氏は、筑波大学院教授も務めており、その発言内容からもロボット産業の未来に対する真剣な熱意が伝わる。マザーズ市場に存在するロボット関連銘柄の中でも成長性に対する期待はピカイチのロボット関連銘柄。

上記2銘柄を、人工知能・ロボット産業の中でも長期に渡って力強い株価上昇に期待ができる企業として個人的に注目している。

その他にも、人工知能ロボットであるペッパーを販売するソフトバンクや、人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を展開するUBIC、統計アルゴリズムなどの人工知能テクノロジーを応用した意思決定支援ツールを開発するテクノスジャパンなども気になる銘柄だ。

映画で学ぶ人工知能ロボット

今回、個人的に注目しているロボット関連銘柄や人工知能関連銘柄を取り上げてみたが、読者の皆様が実際に自分自身で銘柄を選ぶ際には、その企業がどのような事業内容を行っているのか理解する必要がある。

バフェットも言う様に「自分が理解できる事業内容の企業に投資する」ということは重要だ。

そういった意味でも、そもそも人工知能ロボットというテクノロジーについて理解を深めておくとよいだろう。

かといって、専門書や経済雑誌を読むのは気が引けるという方にオススメしたいのが映画だ。

億単位の制作費用がかけられているハリウッド映画には多くの最先端テクノロジーが集結しており、近未来のテクノロジーも数多く描かれ、それらが後に現実として実現しているケースも多々ある。

さらには人工知能ロボットを題材にした映画が近年では非常に多くリリースされているので、個人投資家としての感性や未来を先読みする想像力を磨くために、興味があれば是非観てみるとよいだろう。

個人的にも大好きな人工知能ロボットが題材となっている映画作品を下記に紹介する。

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」
2015年公開。ハリウッドを代表する大人気作品。人類に反逆する人工知能ロボットのウルトロンとロバートダウニー・JRが演じるアイアンマンを筆頭とするアベンジャーズ達の戦いを描いた大ヒット映画。

「チャッピー」
2015年公開。現在の映画界で新進気鋭な存在であるニール・ブロムカンプ監督が指揮をとった人工知能ロボットを題材にしたヒット作。

「エクスマキナ」
2015年公開。イギリスで制作された人工知能ロボットの高度な能力と恐怖を描いたSFサイコスリラー。アレックス・ガーランドの監督デビュー作でもある。

「トランセンデンス」
2015年公開。ジョニー・デップ主演。人工知能と化した科学者の姿を通して、過度に高度化したテクノロジーがもたらす危機を描いたSFサスペンス映画。ナノ粒子を利用した人造人間など、近未来のテクノロジーが多数登場する。

「ターミネーター/ジェネシス」
2015年公開。アーノルド・シュワルツネッガー主演の大ヒットシリーズ。2029年に人工知能の反乱により滅亡の危機に瀕した世界を描いた作品。IoT、ビッグデータ、人工知能、ロボットの未来を楽しむことができる映画だ。

「her/世界でひとつの彼女」
2014年公開。映画界の奇才スパイク・ジョーンズ監督による人工知能と人間との恋愛をテーマにした映画。かなり現実的な近未来が描かれており、音声認識ソフトが発達しあらゆるモノを音声入力で利用している様子が伺える。例えるならAppleのsiriが進化した人工知能システムのような感覚だ。声役で出演しているスカーレット・ヨハンソンのセクシーボイスも素晴らしい。

「プロメテウス」
2012年公開。エイリアンシリーズで有名なリドリー・スコット監督によるSF映画。主人公エリザベス・ショウらの宇宙探索に同行するアンドロイド型人工知能ロボットが登場する。現実で言う危険区域作業をロボットが行っている延長で、近い将来、この映画で描かれたように人工知能ロボットが人間のかわりに宇宙探索をする時代が来るかもしれない。

「トロン:レガシー」
2010年公開。ディズニーが制作した人工知能ロボットやプログラミングされたAIの世界を描いたアクション映画。マスターコントロールプログラム、クルーなど人工知能に関する題材が多数散りばめられており、立体視式空中投影ディスプレイ型のインターフェイスや自動運転バイクなど、様々なテクノロジーが登場している。

「アイロボット」
2004年公開。ウィル・スミス主演の大ヒットロボットアクション映画。時は2035年。ロボットは人間の日常生活に欠かせない存在となった未来が舞台の映画。人工知能ロボットが人間に対する安全性、人間の命令への服従、自己防衛といったロボット工学3原則をベースに、人工知能ロボットが人間に対して感じる葛藤が描かれている。

「A.I」
2001年公開。スティーブン・スピルバーグ監督による人工知能ロボット映画の金字塔。人工知能の知能の部分ではなく人工という部分が上手く表現されている作品だ。おとぎ話のピノキオを踏まえたストーリーとなっているが、人間味の無い人工知能ロボットやどこか不完全な人工知能ロボットの不気味さや純粋さが描かれている。

「マトリックス」
1999年公開。超大ヒットしたマトリックスシリーズも、人工知能ロボットが支配する未来を描いた作品だ。コンピュータによる仮想現実空間など現実的なテクノロジーが数多く登場。特筆すべき点としては、マトリックスで描かれた人間の脳に虚像記憶を植え付ける技術が現実にほぼ実現しているということ。マサチューセッツ工科大学(MIT)にて1987年にノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進氏が率いる研究プロジェクトが同研究をマウスへの実験で成功させている。ビッグデータ・人工知能・ロボット・ドローンなど現在話題となっているあらゆるテクノロジーが登場している1999年の問題作だ。

「2001年宇宙の旅」
1968年公開。スタンリー・キューブリック監督による伝説的なSF映画であり超問題作。今から47年前の作品にも関わらず、宇宙ステーション、声紋識別セキュリティ、テレビ電話、電気自動車などの現代テクノロジーが取り上げられている点に脅威を感じる。そして世界一有名な人工知能ロボットと言っても過言ではないHAL9000が登場する。このHAL9000には様々な逸話があり、iphoneに搭載されているsiriに、HAL9000のことを聞くと非常に興味深い答えが返ってくる。知らない方は試してみるとよいだろう。某メディアによれば、HAL9000級の優れた人工知能ロボットは近い将来実現が可能という話も。そしてやはり、劇中でも人工知能は人間に反乱を起こす…。最後にもう一度言うが、この映画が公開されたのは今から47年前。1968年だ。

ロボット産業は将来的に大きなマーケットになることが予測でき、既にその兆候として様々な材料や発表され始めており、以前に比べて売買代金が増加傾向にある人工知能・ロボット関連銘柄も増えてきている。
来年にも充分通用するテーマ株として人工知能・ロボット関連銘柄に今から注目して、時流に乗った株式投資を楽しんでみてはどうだろうか。

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