日経平均・ドル円急騰の裏にブルームバーグあり

【著者】 児山 将



4月22日午後13時30分ごろ、突如として日経平均が急騰しドル円も上昇しました。

この背景には、ブルームバーグより『金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討』との報道があり、恩恵を受ける銀行・不動産株をはじめとする関連銘柄が一斉に上昇することになりました。

■日経平均株価(5分足)
日経平均

■銀行株
銀行株

日本最大のメガバンクグループである三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)が前日比6%以上も上がるという異常事態となっています。

日経平均株価の終値は前日比208円高い17,572円となっており、東証一部の売買代金は2兆7,889億円。値上がり銘柄数は1775。値下がり銘柄数は637。変わらずは140銘柄でした。

日経平均は、2月以降17300-400円がなかなか超えられず、本日は金曜日で前日の米国株が下落したということもあり、利益確定と戻り売りが入っていたことでしょう。

しかし、突如とした報道に空売りは軒並み踏みあげられることとなる上昇劇となりました。

日高ショックとはならず

相場変動の元となったブルームバーグの記事を見てみましょう。

参考:金融機関への貸し出しにもマイナス金利を検討

・今後、日銀当座預金の0.1%のマイナス金利を拡大する際は、貸出支援基金による貸出金利をマイナスにすることを検討する可能性。

・4月末の日銀会合の結果では、エコノミスト41人への調査では、追加緩和予想が23人(56%)と2013年4月以降では最も高い水準。しかし、マイナス金利の拡大は困難との見方が強くなっている。

。この議論が出たのは、3月にECBはマイナス金利を0.3%から0.4%に拡大し、同時に銀行収益の圧迫懸念に配慮し、貸し出しを増加させた銀行にECBからの貸し出しが最大でマイナス0.4%まで金利を付与することを決定したことがある。

『検討する可能性』という前の前段階の様な記事ですが、マイナス金利への市場の反応は敏感だということがよく分かる事象となりました。
本当のことはどうか分かりませんが、日銀関係者が市場の反応やインパクトを図るために取材に応じたのかもしれませんね。

実は、この記事を書いた日高記者は過去に何度かこういった記事を書き、市場を動かした経緯があります。
(参考:日銀の追加緩和は逆効果、10月緩和は消費者マインドに悪影響

私の記憶が正しければ、過去は下げたことが多かったものの今回は上昇に転じました。
しかし、今回は怒涛の上昇。ドル円も節目である110円を軽く越えていっています。

「日経平均はやはり戻っても17000円台前半まで。。」という市場を簡単に吹き飛ばしていき、いよいよ18000円が現実味を帯びてきました。

今回の記事がキッカケで、銀行株が戻るとなると18,000円を越えてくる可能性もあるのかもしれません。

これで、日本の政局がもたつくことなく、伊勢志摩サミットも無事通過。英国のEU離脱もなくなって、米国の利上げも順調に進むとなると、意外にも2万円の到達は秋ごろにはあるのかもしれませんね!

[PR]ピックアップ銘柄は絶好調です↓↓
株価2倍を狙いたい銘柄12選!

top