日銀金融政策決定会合の発表時間と内容まとめ

【著者】 児山 将

日銀金融政策決定会合は、日本の金融政策を決める重要な会議です。
現在の経済・金融情勢から必要な金融政策を打ちだすことで、市場にも大きな影響があります。

各公表資料等の公表時間は以下のとおりとなっています。

内容 時間
経済・物価情勢の展望(基本的見解) 会合終了後直ちに
日銀総裁記者会見 15時30分
経済・物価情勢の展望(背景説明を含む全文) 翌日の14時
主な意見 8時50分
議事要旨 8時50分
総裁定例記者会見要旨 翌営業日(時間未定)

ここで非常に問題となっているのが、『経済・物価情勢の展望』の発表時間です。
これはつまり今後の金融政策のことなのですが、大規模な金融政策の変更があった場合は会議が終わった後に突如として発表されることになります。

米国や欧州の金融政策の発表時間は決まっていますが、日本だけこの発表時間が決まっいません。
市場参加者からすると突発的な変動が起こるため、この発表時間について世界的にも物議を醸しています。

過去の日銀金融政策決定会合の発表時間と内容

過去の日銀の発表時間を見てみると、新たな金融政策が発表された時とそうでない時とでは発表時間に差が生まれています。

そこで、2013年1月以降の発表時間と内容をまとめましたのでご覧ください。

日時 内容 発表時間
2017年1月31日 現状維持(成長率見通し上方修正) 11時56分
2016年12月20日 現状維持 11時52分
2016年11月1日 現状維持 11時55分
2016年9月21日 長短金利操作付量的・質的金融緩和を導入 13時18分
2016年7月29日 ETFの買入を年間3.3兆円から6兆円に増額 12時44分
2016年6月16日 現状維持 11時45分
2016年4月28日 現状維持 12時01分
2016年3月15日 現状維持 12時35分
2016年1月29日 マイナス金利導入(黒田バズーカ3) 12時38分
2015年12月18日 量的・質的金融緩和補完措置 12時50分
2015年11月19日 現状維持 12時17分
2015年10月30日 現状維持 12時22分
2015年10月7日 現状維持 12時00分
2015年9月15日 現状維持 12時07分
2015年8月7日 現状維持 12時18分
2015年7月15日 現状維持 12時18分
2015年6月19日 現状維持 12時04分
2015年5月22日 現状維持 11時49分
2015年4月30日 現状維持 13時04分
2015年4月8日 現状維持 12時36分
2015年3月17日 現状維持 12時04分
2015年2月18日 現状維持 11時49分
2015年1月21日 貸出増加支援資金供給延長 12時29分
2014年12月19日 現状維持 12時28分
2014年11月19日 現状維持 12時24分
2014年10月31日 量的緩和拡大(黒田バズーカ2) 13時44分
2014年10月7日 現状維持 13時54分
2014年9月4日 現状維持 12時07分
2014年8月8日 現状維持 12時08分
2014年7月15日 現状維持 11時58分
2014年6月13日 現状維持 11時41分
2014年5月21日 現状維持 11時41分
2014年4月30日 現状維持 12時51分
2014年4月8日 現状維持 11時50分
2014年3月11日 現状維持 12時00分
2014年2月18日 貸出増加支援資金供給延長・拡充 12時28分
2014年1月22日 現状維持 12時20分
2013年12月20日 現状維持 11時57分
2013年11月21日 現状維持 12時15分
2013年10月31日 現状維持 13時14分
2013年10月4日 現状維持 11時49分
2013年9月5日 現状維持 11時42分
2013年8月8日 現状維持 11時59分
2013年7月11日 現状維持 11時47分
2013年6月11日 現状維持 11時48分
2013年5月22日 現状維持 12時07分
2013年4月26日 現状維持 13時35分
2013年4月4日 量的・質的金融緩和導入(黒田バズーカ) 13時40分
2013年3月7日 現状維持 12時24分
2013年2月14日 現状維持 12時39分
2013年1月22日 物価安定目標、無期限緩和導入 12時47分

(参考:ドル円研究所・為替予想)

現状維持と政策変更時の違いは以下。
トータル51回の会合(2013/1~2017/1)の結果分析です。

発表時間・内容 後場まで 後場以降
現状維持 34回(66.6%) 8回(15.7%)
政策変更 2回(3.9%) 7回(13.7%)

意外にも、政策の変更がある場合でも後場が始まる前に発表された時がありました。しかし、いづれも貸出増加支援資金供給延長が発表された時であり、翌日には相場は元に戻っています。

これらのデータが取引の参考になりましたら幸いです。

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