中国バブルの崩壊か

【著者】 児山 将

空前のペースで上昇していた中国株の下落がどうにも止まりません。

中国の日経平均にあたる上海総合指数は6月半ばから3週間で25%以上の下落率となり、この間には200兆円以上がなくなったといわれています。(上海総合の時価総額は5月末で約730兆円)

そもそもこの上昇の背景には、中国当局がが不動産バブルや景気減速を懸念してか今年4度にわたる金融緩和を行ったことが影響しているのでしょう。3月から6月にかけては3,200から5,100までなんと160%もの上昇となりました!

上海総合指数

この上昇を受け、中国人の投資熱が過熱。口座開設数は過去最高のペースで進んでおり、株サロンといわれる通りには休日になれば人でごった返しており情報交換が行われているそうです。また、学生さんのなかにはは高金利のカードローンを使用して投資資金を捻出している人もいるほどです。

参考:利息22%で借りて株式投資も-中国の信用取引、綱渡りの実態
http://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/china-bubble-collapse/

しかし、実体経済の伴わずGDP上昇率は年々下落している中国。高級マンションやショッピングモールを建設したものの全く売れず、今やゴーストタウンと化しています。不動産価格の下落が始まった中国はついに株価にも波及。

実体経済の伴わない株価の上昇はバブルですから、続くわけがありません。

上海総合指数は6月12日の高値をピークに頭を打ち、ギリシャショックのあおりを受け株価のは暴落。6月19日には、中国株の1000銘柄がストップ安になるというにわかに信じられない事態も発生しました。

中国当局はこれに対応すべく、政策金利の引き下げや流動性供給オペの実施、国営の投資会社による株価の下支えなどの様々な施策を打ち出してきました。

7月4日には中国の大手証券会社21社が2.4兆円もの資金で株価の買い支えを行う対策も発表されました。

それでも中国株の下落は止まらず、上海総合指数はピークの5178から3629まで下落してしまいました。

tyuugokukeizaiもし自分が中国人投資家なら、喜んで空売りを仕掛けたことでしょうけど、投資している人の多くは投資を始めて1年にも満たない初心者。

そして、この上昇を見てきた人たちです。簡単には売りを行うことができずに辛い思いをしている人も多いようです。

通常、株価の上昇局面では20%程度の調整局面はある(日経平均が5.23ショックで大暴落したにもかかわらず、半年後には高値を)のですが、これは明らかなバブルの崩壊でしょう。

では、気になる日本株への影響をみていきましょう。

中国バブルの崩壊で日本株への影響は?

参考:中国株を買えるネット証券会社は?

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