中国バブルの崩壊で日本株への影響は?

【著者】 児山 将

心配な中国バブル(前回記事:中国バブル崩壊か)ですが、日本株への影響はどうでしょうか。
先のギリシャショックでも大した影響はないと書きましたが、結果はご覧の通りです。

まずは、上海総合指数と日経平均をご覧ください。

・上海総合指数
上海総合指数
・日経平均株価
日経平均

見てのとおり、中国株と日本株の値動きにに今のところ相関性は見られません。

上海の30%の下落に比べ、日経平均の下落は5%足らず。しかも、これはギリシャショックの影響がほとんどといえるでしょう。
中国関連銘柄といわれているクボタ(6326)はむしろこの2週間は上昇しています。

・クボタ(6326)
クボタ6326

なぜ大国である中国の株価が下落しているにもかかわらず、ここまで日本株は底堅いのでしょうか。

ギリシャショック、中国バブル崩壊に負けない日本株

日本株が底堅い理由としては、以下の3つの理由が考えられます。

1.ギリシャショックにより、欧州からの逃避資金が日本株へ集中
2.米国の金利上昇の後退と円安進行ペースの鈍化
3.中国への投資資金は遥か昔に逃避している

1.これはタイミングの問題でしたが、ギリシャショックにより欧州の株価は下落。地政学的に一番遠くにある日本市場に資金が入ってきたということになります。
また、日経平均が下落したところがちょうど2万円付近という心理的節目・値ごろ感ということも影響してそうですね。

2.6月の米国雇用統計の結果とギリシャショックにより、9月に米国の利上げが行われるという予想が12月へと後退したという市場心理があります。これも中国とは直接関係ないですが、タイミング良く日本株の買い材料になりました。

3.これが一番でしょうね。
中国バブルに関しては、2008年の北京オリンピックが終わってから弾けるともう7年も前からいわれていました。しかし、この時期は実体経済の伴った成長があり、成長率も年10%となっていました。

しかし、理財商品やシャドーバンキングという言葉が出てきたころから雲行きが怪しくなってきました。
このころになると、不動産市場の売れ行きが悪くなるにもかかわらず建築が進むというバブルの兆候が見られていました。そして、中国株の空売りを専門とするファンドも登場し、世界の投資家は既にぶっそうな中国市場から資金を引き揚げていたのです。

つまり、金融機関は中国株が暴落しても大きな損失となりません。そして、仮に中国の景気後退へとつながったとしてもそれが一気に襲ってくるわけでなく、半年ほど経って決算に影響が出始めます。

また、サブプライムショックなどと違い銀行への借入れが少ないことから不良債権となりづらないいことです。中国人の株式投資家の資産は大きく目減りするかもしれませんが、これが日本やその他の先進国が経験したバブルとの大きな違いかと思います。

中国は世界のどの国よりも人口が多く、まだまだ年成長率7%前後と発展途上です。そのため、バブルが崩壊してしまっても回復する体力は十分あるのではないでしょうか。

そんななか、日経平均は2万円を背にあっという間に20,400円までリバウンド。

個別ではインバウンド銘柄の本家ラオックス(8202)が年初来高値を更新し、売買代金上位にランクイン。
マイナンバー銘柄も盛り上がり、エムケイシステム(3910)ITBOOK(3742)ラック(3857)などが10%を超える上昇を見せています。お笑い芸人、厚切りジェイソンさんがグローバルアライアンス部長を務めるテラスカイ(3915)も絶好調です。

ギリシャショックに中国バブルがありますが、日本株は独自路線を突き進み銘柄の循環物色をしながら安定して上昇していくのではないでしょうか。

ちなみに、中国株を売買したいのであればこちら(中国株を買えるネット証券会社は?)をご覧ください。

>>前回記事:中国バブル崩壊か
>>最新記事:チャイナショック再び!?今後の投資戦略(7/28)
参考:テラスカイの部長、芸人厚切りジェイソンの資産が2億円を突破!

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