中国株の暴落に対する中国政府の対応

【著者】 児山 将

チャイナショック中国バブル崩壊などと呼ばれている中国株の暴落がひとまず落ち着いてきたようにも見えます。

この数週間で、中国を代表する株価指数は高値の5178から3373まで約35%の下落。
3兆2,000億ドル(約392兆円)が吹き飛んだ計算になります。ある試算によると1秒ごとに1.2億円を失っていたという記事も目にしました。

中国当局は株価の下落を食い止めるべく、実に様々な対策を矢継ぎ早に行ってきました。しかし、市場はこれを政府の焦りと受け止め利下げや2兆円規模の市場介入の発表もわずか1日しか持たずに下落が止まりませんでした。

7月8日には下落はピークに達し、上海総合指数は8%を超える下落率を記録。中国の株式市場全体の約45%に上る1301社が売買を停止し、ストップ安銘柄は700社以上。

上海総合指数日足2ヶ月

そして、7月9日に中国政府より「違法な空売りを取り締まるチームを作り厳重に取締りを行う方針」と発表され、中国株は急騰!
ようやく続落を食い止めることに成功した?流れとなりました。

今回は中国当局のやりすぎとも思える株価暴落対策をタイムラインにしてみましたので、ぜひご覧下さい。

中国当局の株価暴落対策のまとめ

日付 対応策
6月27日 0.25%の利下げ + 一部で預金準備率の引き下げ
6月30日 年金基金に株式投資認め、株の組み入れ比率は30%まで
年金基金の資産総額は2兆元(3220億ドル)以上
7月1日 株式手数料の3割値下げ
7月3日 中国証券当局、株価急落受け相場操縦の可能性を調査へ
21銘柄の売買停止
自宅も信用取引の担保に容認
一部の口座で空売りを1カ月間停止
7月4日 証券会社21社に対し約2兆4,000億円のETF購入を指示
7月以降のIPO(新規株式公開)を見送り
7月7日 200以上の銘柄の売買停止
7月8日 1,300以上の銘柄の売買停止 上昇銘柄はわずか3銘柄
中国資産管理当局、国営企業に自社株買いを勧告
中国当局、資産の10%を株式へ振り向けるよう生保へ勧告
中国証券監督管理委員会が上場企業の取締役や幹部に株の購入促す
政府機関が株価暴落の報道規制を各メディアに通達
政府系投資会社CSFが流動性供給の支援要請
取引終了後 5%以上の大株主の大量保有株の売却を半年間禁止
7月9日 中国警察当局、悪質な株の空売りを調査すると発表
7月10日 中国公安部「危険な空売り10人超」を捜索 先物の空売り容疑
中国人民銀行が中国証券金融に1,200億円以上貸出

これをチャートに書き込むとこうなります。

中国バブル崩壊

空売りしたら逮捕されるなんて、中国怖すぎる!!

でも、こんなに株価が下がるとなりふり構っていられないのは分かる気もします。
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上昇銘柄ランキングでは、上海市場で上昇0でしたからねぇ。

ちなみに、翌日7月9日の株価のランキングがコレ。
7月9日中国株
(画像はむらやんさんのTwitterより)

上昇率が70%以上ってなに??たしか香港市場はストップ高がないのですが、こんなことになるのですね。。

ついに株を空売りすると逮捕という究極の株価下落阻止策を出してきた中国。
これで株価の下落が止まれば良いですが、、中国市場って凄まじい。。

もしかしたら、ここが究極の中国株の買い場、、かもしれませんね。

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