上海総合指数の値動きを日経平均に例えるとこうなる

【著者】 児山 将

連日暴落を繰り返している中国株。

7月8日には上海総合指数が8%以上も下落し、1300銘柄以上が取引停止となる異常事態へと発展しました。

こちらがここ10日間の上海総合指数の値動きになります。
上海総合指数1時間足

中国当局はありとあらゆる政策を打ちだしてきましたが、どれも効果は長続きせず、市場はこの慌てぶりを見て余計に売りが加速するという始末。

そして、7月9日中国政府は「違法な空売りを取り締まるチームを作り厳重に取締りを行う方針」と報道。
分かりやすくいうと、「空売りしたら逮捕する」でしょうか。

市場はこれに驚き、一気にプラス圏へと上昇することとなりました。

この日、日経平均株価も前日比700円安の19,123円まで下落したものの、一気に反転。19,855円まで700円以上駆け上がる稀にみる強烈な切り返しとなりました。

日経平均1時間足

上海総合指数の値動きを日経平均に直すと

毎日5%程度程度変動する上海総合指数ですが、NYダウやDAXなどと違い、イマイチパッとしない人も多いと思います。

なので、これを日経平均に直してみてみましょう。

まず、上海総合指数はこの1年で2000から5100まで2.5倍へ上昇しています。
これは日経平均株価が8000円から16000円まで上昇したアベノミクス相場よりも急激な上昇です。日経平均が8000円でスタートしたとすると、1年後には2万円に到達したことになります。
これがいかに凄まじい上昇なのか、アベノミクス相場を見ていた人であれば分かりますよね。

次に、ピークからの下落幅で見てみましょう。

上海総合指数日足2ヶ月

上海総合指数のピークは6月12日の5178です。そして、ここからわずか3週間、18営業日で3373まで下落しました。
この下落幅は1805、下落率は34.85%にも上ります。

これは日経平均が20,952円(6/24)から13,651円まで下落することと同じレベルです。その下落幅は7,301円という破壊力。
これでは、昨年の安値である13,885円も割り込むこととなりますので、投資家は大きく損失を被るということが分かります。

しかし、実際には日経平均は高値から1,800円程度の下落に留まっており、調整局面には20%ほど下げるとされている幅に収まっています。
(ちなみに、5.23ショックの際の下落幅は22%でした)

ということは、もう少し下げ余地があったとしても日経平均は調整の範囲内。なにより、企業業績がしっかりとしていますから今後も日本株の人気は継続しそうですね。

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