値幅制限(ストップ高・ストップ安)について

【著者】 児山 将

株式売買をする上で値幅制限への理解は必須です。ここでは、値幅制限について詳しく見ていきます。

値幅制限とは

値幅制限とは、1日で売買できる株価の幅が制限されていることです。

たとえば、100円以上200円未満の株は50円という値幅制限が課されていますので、前日終値が155円ならば翌営業日の値幅制限は105円~205円です。

また、200円以上500円未満の株は80円の値幅制限となっていますので、前日終値が236円でしたら、翌営業日の値幅制限は156円~316円となります。

つまり、値幅制限が50円なら、翌営業日に取引できる株価範囲は前日終値の±50円。値幅制限が80円なら、前日終値の±80円で取引できるということです。

ちなみに、値幅制限いっぱいまで買われることをストップ高といい、値幅制限いっぱいまで売られることをストップ安と言います。

ストップ高になる理由は買いたい人が売りたい人より格段に多いからであり、逆にストップ安になる要因は売りたい人が極端に多いためです。

もうすぐ会社が倒産するかも・・・というニュースが流れれば、多くの人がその会社の株を売ってしまいたいと思いますよね。
ですから、株価がストップ安となるわけです。

基準値段 制限値幅
100円未満 30円
100円以上 200円未満 50円
200円以上 500円未満 80円
500円以上 700円未満 100円
700円以上 1,000円未満 150円
1,000円以上 1,500円未満 300円
1,500円以上 2,000円未満 400円
2,000円以上 3,000円未満 500円
3,000円以上 5,000円未満 700円
5,000円以上 7,000円未満 1,000円
7,000円以上 10,000円未満 1,500円
10,000円以上 15,000円未満 3,000円
15,000円以上 20,000円未満 4,000円
20,000円以上 30,000円未満 5,000円
30,000円以上 50,000円未満 7,000円
50,000円以上 70,000円未満 10,000円
70,000円以上 100,000円未満 15,000円
100,000円以上 150,000円未満 30,000円
150,000円以上 200,000円未満 40,000円
200,000円以上 300,000円未満 50,000円
300,000円以上 500,000円未満 70,000円
500,000円以上 700,000円未満 100,000円
700,000円以上 1,000,000円未満 150,000円
1,000,000円以上 1,500,000円未満 300,000円
1,500,000円以上 2,000,000円未満 400,000円
2,000,000円以上 3,000,000円未満 500,000円
3,000,000円以上 5,000,000円未満 700,000円
5,000,000円以上 7,000,000円未満 1,000,000円
7,000,000円以上 10,000,000円未満 1,500,000円
10,000,000円以上 15,000,000円未満 3,000,000円
15,000,000円以上 20,000,000円未満 4,000,000円
20,000,000円以上 30,000,000円未満 5,000,000円
30,000,000円以上 50,000,000円未満 7,000,000円
50,000,000円以上 10,000,000円

ストップ高の過去最高記録

ストップ高やストップ安が1日で終わるとは限りません。需要がとても大きいならば連日ストップ高になることがありますし、逆に需要が極端に減ると連日ストップ安になるケースがあります。

過去においてストップ高の最高記録はフィスコ(3807)で、18日連続でストップ高となりました。2009年1月30日に12,000円のストップ高となり、18日営業日続いたストップ高は2月27日の92,000円を最後に記録ストップとなりました。

現在(2015/9)、株価は270円ほど、売買単位は100株ですので、27,000円ほどでフィスコ株を買うことができます。

フィスコ

ストップ安の過去最高記録

逆に、連続ストップ安最高記録は、2000年3月31日から4月27日まで、20日連続ストップ安を記録した光通信(9435)です。24万1千円だった株価が895円まで下落しましたので、光通信株を持っていた人は眠れぬ夜を過ごしたに違いありません。

光通信

先に挙げたフィスコ株とともにこれら記録は塗り替えられる可能性は低そうです。というのは、最近は値幅制限に関して規定が再三変更され、よりスムーズに株売買が行なわれる運びとなっています。

たとえば、上場廃止が決定され整理銘柄入りすると、翌々営業日から下の値幅制限がなくなります。上場廃止が決まっても値幅制限があると売りたくても売れないという状況が当分続いてしまいますので、投資家たちにとっては不便極まりない規定となってしまいます。

しかし、今は投資家により優しい、利便性の高い規定が設定されていますので、株売買がよりしやすい環境が整っていると言えそうです。

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