NISA(ニーサ)のデメリット

【著者】 児山 将


NISAの落とし穴

NISA口座で得た利益は非課税だから、その分利益が大きくなる!
これが言わずと知れたNISAの最大のメリットですよね。

でも、100万円以上の金額となる退職金などを運用したいと考えている人や、数週間、数か月の期間で売買したいという人には、あまり良い制度ではないですよね。

ニーサにはこういった分かりやすいデメリットもありますが、少し分かりづらい投資を始めた後から分かるようなデメリットを見ていきましょう!

利益が出てないけど税金を払わないといけない!?

NISA口座で運用する資産は主に長期的な投資対象が多いということがあります。そのため、今日買った銘柄を明日には売却するという人はそうはいないはずです。数年後に値上がりしたら良いと考えている人が多いのではないでしょうか。

例えば、日本株で運用する場合では、当然、保有している株価の影響から損失を抱えてしまう期間があるかもしれません。そんな場合は注意が必要です。
NISA期間が終了してしまうと、保有している銘柄は、NISA口座から一般もしくは特定口座移管されます。

この口座による税制の違いが、デメリットとなり得るのです。

具体的な例を出すと、投資を開始した時に100万円の価値のあった銘柄が、80万円まで値下がりしてしまったとします。そして、そのままNISA期間が終了し、一般口座に銘柄が移管されました。

しかし、運用当初より損失を抱えていた銘柄は、口座移管後に値上がりし、最終的に100万円の価値に戻りました。仕切り直そうと決済し、やれやれと思っていたところに税金を払わなくてはいけなくなるということにいなりました。

なぜ、そんなことになったのでしょうか。

これは、一般口座に銘柄が移管された際に、移管された時点の価値で銘柄を保有したという計算になっているからです。つまり、NISA期間が終了し、実際には銘柄は保有したままですが、一旦銘柄を手放し、同じ値段で手数料を支払うことなく銘柄を保有することと同じ状態となるのです。

つまり、税金を払わなければならない一般口座にNISAで運用していた銘柄を移管したとしても、「その銘柄は80万円から運用をスタートした」とみなされてしまうのです。

NISAデメリット
※つまり、20万円の利益に対して、20.315%の税金が掛かることに!!

20万円 × 20.315% = 4万630円

この対処法としては、投資の初心に戻るしかありません。
長期的な運用といえど、資金の20%も損失を出してしまっていているようでは、健全な運用とはいえません。もし、あと少し下がったら損を確定しようと思っていた矢先に○○ショックなどの大暴落がやってきては一大事です。

値動きのある株式市場に資金を投じた場合でも、5%ほど損失を出してしまえば一旦損を確定することが賢明です。NISAによる資産運用も、あくまで投資であることを忘れないようにしたいですね。

損益通算ができない

NISAのデメリットのもう1つに、損益通算ができないということがあります。
損益通算とは・・・様々な証券会社での取引をまとめて損益を出すことです。

例えば、SBI証券の口座では80万円の利益が出たけれど、楽天証券の口座では30万円の損失が出てしま田とします。

その場合は、利益と損失を合算した額が、税金を収める額となるのです。現在は、株で得た利益の※約20%(所得税20%+復興特別所得税0.315%)が納税の値となっておりますので、納税額は以下のようになります。

80万円 ⇒ -30万円 = 50万円 (当年の利益)

50万円 × 20.315% = 101,575円


※2014年の税率になります。

しかし、NISA口座はそもそも税金が掛からないということから、損益通算が認められないのです。つまり、SBI証券のNISA口座で80万円の利益が出ると、これに掛かる税金は0円ですよね。

でも、NISA口座で10万円の損を出して、一般口座で80万円の利益を出したとすれば、80万円―10万円という損益通算ができないことから、約16万円の納税の義務が生まれます。

80万円 × 20.315% = 162,520円

20.315%というと、かなり高い税率となりますので、NISA口座で投資する銘柄はご自身の中でも【負けられない勝負銘柄】を投じたいところですね!

ちなみに、2014年12月の筆者の負けられない投資銘柄は円安関連銘柄です。

具体的には、円安関連銘柄であり王道であるトヨタ<7203>マツダ<7261>

ジワジワと高値を更新しており、新商品も目立つミドリムシで有名なユーグレナ<2931>

PBRも1を割ってきており、個人的に頑張ってほしい企業である丸紅<8002>などを購入しようと考えています。

今後コラムマーケットにて随時情報配信を進めていく予定ですので、ご参考になれば幸いです。

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