分散投資の方法と注意点

【著者】 児山 将

分散投資とは?

『分散投資』という言葉を一度は聞いたことがあると思います。
よくある例えとして、玉子を投資資金。投資先の市場や銘柄をかごに例えて、「ひとつのかごにたまごを盛るな」といわれています。
大切な資金を同じかごに持ってしまうと、もしかごを落としてしまった場合、全ての卵が割れてしまいます。
そうならない為に、投資対象を一つではなく、複数の銘柄、または投資商品に分散しましょうというリスク管理の1つの考えとして挙げられます。

分散投資の方法としては、以下の3つの方法があります。

1.投資対象を分散させる

投資対象を複数に分散させ、1つの価格が下落してしまっても、他の投資対象で利益を出すという方法です。上記の、たまごにかごを盛る話の例がこれに当たります。

株式投資の場合で一つ例を出しましょう。企業によっては、円安で有利な企業(トヨタのような輸出企業)、不利な企業(輸入企業)、あまり為替に影響を受けない企業(飲食業、TI企業等)があります。
日本の株式市場が終わった後に、ドル円が3円ほど下落するとします。そうすると、かなり高い確率で輸出企業の株価は下落してしまいます。この時、トヨタ自動車や東芝の株を買っていれば、両方とも価格が下落してしまうでしょう。
しかしながら、もし東芝の代わりにみずほ銀行の株を保有しているとすれば、損失は東芝よりも軽く済む可能性が高いでしょう。

2.投資市場を分散させる

主な投資としては、株式、債券、商品、為替があります。
このそれぞれに投資資金を分散させて、株式市場が下落しても債券で利益を出すといった考え方があります。
株価が上がると、リスクを取る投資家が増える為、安全資産とされている債券の利回りが上昇(価格は下落)する。
ドルが買われると、金の価格が下落する。など、相反する値動きをする投資商品があります。
タイミング良く、それぞれの商品に投資を行うことで資産を守ることができます。

3.投資時間を分散させる

この例えとしては、「ドルコスト平均法」という投資方法があります。
これは、世界の基軸通貨である
米ドルを保有していれば安全だという前提の投資方法です。
しかしながら、一度に投資を行うとタイミングが悪いと大損をしてしまう場合があります。それを防ぐために、少しづつ投資を行うという投資方法がこれに当たります。
外貨預金や純金の積み立てなどもこれに当たります。

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