下町ロケット銘柄を探せ!

【著者】 児山 将



10月18日よりスタートしたTBS日曜劇場の『下町ロケット』。

池井戸潤さんのシリーズということで、大ヒットTVドラマ半沢直樹に続くドラマとして大注目となっています。



舞台は東京大田区の町工場。少し前まで管理人が住んでいたのも大田区ということで、とても親近感が湧きます。

ということで、今回は下町ロケットに出てくる佃製作所のような東京大田区の有望株を探していきたいと思います。

余談ですが、佃製作所の撮影場所は東京都大田区に実在する桂川精螺製作所だそうです。

特許侵害で訴えてくるナカシマ工業のひろーいオフィスはアドウェイズ(2489)。すごそうなオフィスや研究棟の帝国重工の撮影場所は筑波フジキン研究工場となっていました。

大田区の機械系有望上場企業は?

まず、大田区の上場企業をピックアップしてみると38社ありました。

そこから業種を機械、電気機器、精密機器に絞ります。

そうすると、キャノンやアルプス電気のような有望企業も出てきます。

これだと、佃製作所に出てくる帝国重工の様な企業も含まれてしまいますので、時価総額を300億以下にしましょう。

これで13社まで絞られました。

コード 上場企業名 株価 分類 市場 時価総額
6167 冨士ダイス 566 機械 東証2部 113億
6396 宇野澤組鐵工所 183 機械 東証1部 20.5億
6265 妙徳 300 機械 東証1部 24.8億
6416 桂川電機 192 機械 JASDAQ 29.8億
6941 山一電機 975 電気機器 東証1部 227億
7721 東京計器 224 精密機器 東証1部 191億
6392 ヤマダコーポレーション 339 機械 東証1部 40.6億
6620 宮越ホールディングス 515 電気機器 東証1部 80億
6716 テクニカル電子 251 電気機器 JASDAQ 20.1億
6891 イーター電機工業 75 電気機器 JASDAQ 10.1億
7715 長野計器 764 精密機器 東証1部 157億
6771 池上通信機 150 電気機器 東証1部 109億

(株価は10月19日の終値)

この中から有望企業を見ていきましょう!

しかし時価総額が低い企業となると、売買代金が日に2000万円以下とかで取引が大変な企業が多いですね。

下町有望企業を探せ!

上記の銘柄の中では4社、気になる企業がありました。

まず、今年6月に上場した冨士ダイス(6167)
超硬合金製の耐摩耗工具や金型で国内トップの会社です。
富士ダイス
予想PER:13.27倍、実績PBR:0.65倍、予想配当利回り:3.9%という割安感に加え、配当性向は50%以上!

現段階では足踏み状態のようで、国内生産拠点統廃合を進めるなどしながら体制を整えているという状態。10月に社長が交代したこともあり、来年の春以降くらいに良い動きが出てきそうな感じがします。

■パンチ工業(6165)
金型部品国内2位の実績があり中国に8000社の顧客基盤を持ちます。
パンチ工業
過去最高益を出しており、中国不況のあおりを受けながらも新規開拓で補っています。
好採算の食品、飲料で着実に利益を積み上げており、東南アジアや中国の生産拠点を軸に欧米開拓を進めていくそうです。ベトナムにも工場を新設しており来年10月に稼働予定。

アベノミクス開始とともに上場した企業。ここから1600円に期待したいですね!

■山一電機(6941)
9月末から通信インフラ向けの「高速伝送コネクター」が本格化しているということで話題の同社。
山一電機
これにより従来利益水準の低かったコネクター部門の業績の底上げがされるということから売り上げは16年3月期は2~3倍に膨らむ勢いというほど。
すでに第1四半期は経常利益が前年同期比2.4倍、純利益も前年比2.5倍の10.4億と大幅増益を達成していることから今から買っておきたい!

目指せ年初来高値!1.5倍の1500円!!

■長野計器(7715)
機械式圧力計はグループで世界シェア首位。自動車向けを主力とし、世界最大の電子圧力センサー工場を持ちます。リーマンショック以前には3000円の時もありました。
長野計器
進捗率は順調でQ1の数字からすると、16年3月期には前期比455.7%の4.39億円となる見込み!
11月13日の中間決算前に仕込んでおきたい銘柄です。

その他、今後に期待の銘柄

・宇野澤組鐵工所(6396)製品値上げ浸透などで来期黒字化の模様。

・池上通信機(6771)オリンピックなどのスポーツイベントへ向けて4Kや8K対応の設備投資が期待。
現状、進捗率が悪く不透明感が多い。先行きが明るくなれば買い。

・東京計器(7721)北米、中国向けが採算悪化し、研究開発費負担増もあり連続営業減益。水素関連銘柄となり株価が倍になりました。
現在も移動式水素ステーション用圧縮機の小型化に重点を置き、販売先は三菱重工業という、まさに佃製作所のような会社!

現状苦戦中のようですが、水素ステーションの普及で大逆転の可能性もありそうですね。

管理人は1話目を見てなんとなく最終回が予想できたのですが、恐らく半沢直樹のように様々なトラップが仕掛けられていること間違いナシ!

毎週日曜日を楽しみにしたいと思います!

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