テクニカル分析での株式投資

【著者】 児山 将

株式投資初心者入門|2014/08/13

ニュースで流れる株価チャートを見ていると、値動きを示す線の場合や、ローソク足と呼ばれるある一定の期間の値動きを表したものが表示されているものをみたことがあるかもしれません。

また、値動きとは別に複数のラインが入っているチャートがあるかもしれません。

これはテクニカル指標と呼ばれる、値動きから相場の先行きを見通すための指標です。

企業業績や、世界経済などの経済基盤から株価を分析するものをファンダメンタルズ分析というものに対して、値動きから今後の株価を予想するものを「テクニカル分析」といいます。
これには、企業業績や配当金などは加味せずに、値動きを絶対として考えます。
いわゆるデイトレードを行う人は、板情報の注文動向を見ながら、このテクニカル分析も用いてトレードを行う人が多いようです。

ファンダメンタルズ分析で相場の方向性を判断するものの、そのタイミングや値段を明確には判断できない場合があります。

その場合に、値動きを絶対としたテクニカル分析が役に立つのです。

しかしながら、その分析手法は何百通りも及びます。
『テクニカル指標』と呼ばれる値動きから様々な分析を行う指標を用いて、売り買いの判断を行うことが基本になります。
それには、移動平均と呼ばれる、直近の値動きの平均を分かり易く線にしたものや、一目均衡表と呼ばれる複雑なロジックを組み合わせたものまで様々です。

この複雑なテクニカル指標も大きく分けると2通りあります。

相場の方向性(トレンド)を分析する、トレンド系のテクニカル指標。
相場の買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するオシレーター系のテクニカル指標。

これらのテクニカル指標の出す「買いサイン」、「売りサイン」を見ながら売買の判断を行うのです。

簡単な例を出しますと、トヨタの決算が発表され、売上高は予想よりも上回り、今後の見通しも上方修正、円安も続いているとします。
そうすると、トヨタは今後も買いという判断ができますよね。

そこで、タイミングと売買価格を掴むのにテクニカル分析を用います。

トレンド系のテクニカル指標は「買いシグナル」を出したので、買いエントリーをします。すると、やはりトヨタの株価は順調に値を上げていきました。
数日経って、オシレーター系のテクニカル指標が「買われ過ぎ」のサインを出しましたので、ここで決済を行うといった流れです。

上記はあくまで簡単な例になりますが、このように2つのテクニカル指標を組み合わせながら、上手くトレンドを掴み、相場が買われ過ぎたところで利益確定をするということが、上手なテクニカル分析になります。

トヨタなどの値嵩株(大型株)は滅多なことが無い限りストップ高、ストップ安になったりしませんので、焦って飛び乗らずに、タイミングを見ながら慎重に売買を行った方が賢明でしょう。

■代表的なテクニカル分析
・トレンドライン
・移動平均線
・一目均衡表
・MACD


このほかに、売買テクニックとして、「押し目買い」という上昇トレンドに乗った銘柄が、利益確定で少し下がったところを買っていく方法もリスクを減らす良い投資手法です。

また、チャートの形も非常に重要視されます。
三角持ち合いという揉みあい相場を形成し、株価がある一定の値幅で動いているチャートがあるとします。
その場合、いつかは株価は動きはじめます。
ある日、良いニュースが出たりして出来高が急激に上昇するとともに、チャートは上放れしたら、そこがチャンスです。
損失はもみ合いに戻った値段に設定し、トレンドに乗って銘柄を買っていきましょう。

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