日本株は下落し続けるしかないのか

【著者】 児山 将



年初から日経平均株価の下げが止まりません。

年初から5日続落は戦後初だそうです。

■日経平均株価
日経平均

そもそも日経平均は年末にそこそこ良い値段で引けると下げやすい傾向にありますし、今年は8日に中国の大株主の売りが解除される予定でしたから、それに向けた思惑の売りが出やすかったことも事実。

しかしその前に、今年から導入された中国のサーキットブレーカーが4日で2回発動する暴れっぷり。
サウジアラビアとイランの関係が悪化し、中東情勢は最近では一番の緊張状態に。そして、北朝鮮は水素爆弾の実験成功というニュースが飛んでくるし、水曜日に中国の大株主の売りは延期となるし、サウジアラビアが欧州向け原油価格を引き下げて原油価格はさらに急落。

金曜日の日経平均は陽線引けとなり、雇用統計+さすがの材料出尽くしで来週から買われるのかと思われていたところ、NYダウは‐167ドル安。ドル円は117.20円台まで下落し引けています。
雇用統計の中身は非常に良かったにもかかわらずです。

正直、チャートを見ると超やばい状態にあるとしかいえません。

日本企業の業績はそんなに悪いはずない。。とはいえ、下げているのですから売るしかありません。ユニクロの決算が悪かったことも大きく影響しているでしょう。

なんとなくですが、最初に海外投資家さんの利食い売りが大量に入ってきた印象があります。中東もそうですが、そんな政治的な大きな動きが他でも起こる兆候なのかもしれません。

では、NYダウを見てみましょう。

■NYダウ
NYダウ

これまでの調整幅は2000ドル程度でしたが、16000ドルを割り込んでくると14,700ドルくらいまで下げ止まるポイントが見つかりません。

こうなってくると、ドル円も110円割れの可能性が出てくるでしょうから、日経平均株価は15000~16000円まで下落するというイメージでしょうか。

上海も見てみましょう。

■上海総合指数
上海総合指数

3000が割れてしまうと、2400。。いや2000まで行ってしまうのか?というレベルですね。
これは十分考えられると思います。

原油はもう20ドル台まで走りそうですね。

まあ、NYダウや上海はまだクリティカルなポイントを割り込んでいませんので、まだ11日月曜日に踏ん張ればなんとかなるといったことろでしょうか。それにしても、金曜日のダウの最後の急落が気になりますが、これは中国の経済指標もあり急激なリスクオフへ備えてポジションが一気に傾いてきたことの表れでしょう。

ドル円が115円まで下落してしまっても、8月24日のようにリバウンドして火曜日の日本株の寄りつきまでに117円へ戻ってきてくれれば大丈夫です。

そんなタイミングで、11日は当面のアルミ大手のアルコアを皮切りに始まる米国の主力企業の決算発表となります。

もし、上海とダウが割り込んでしまえば主力株は空売りに転じて下げ止まりを待つほかありません。

その代わり、勝負はテーマ株でしょう。

フィンテック、自動運転、人工知能関連銘柄は年初から上がりっぱなしです。

来週はこれらの銘柄にも押し目が入ってくるでしょうから、急落に気を付けつつ、3分の1押し、半値押しあたりで入ってきたいところ。

銘柄に関しては、自動運転ではアイサンテクノロジー(4667)、フィンテックでトレーダーズHD(8704)、人工知能からはブレインパッド(3655)といったところでしょうか。

詳しくは別で書きたいと思います。

大暴落は大儲けのチャンスでもあります!
初心者の方は無理して入る必要はないと思いますが、この大暴落の中、金曜日に年初来高値を更新した銘柄は22銘柄もあります。

もちろん、フィンテックやドローン関連で材料が出て急騰している影響もあるのですが、これを一つのヒントに、投資してみてはいかがでしょうか。

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