毎年5000本近くもあるファンドから優秀な投資信託を選ぶファンドオブザイヤー!
今回はファンドオブザイヤー2015のなかから、株式型とバランス型の最優秀投信をピックアップしていきたいと思います。
(画像元:Morningstar)
国内株式大型部門
最優秀ファンド賞は2年連続スパークス・新・国際優良日本株ファンド『愛称:厳選投資』でした。
評価ポイントは、以下。
・投資リターン、効率性ともにトップクラス
・少数銘柄へ集中投資し、上昇・下落両局面でリスクを抑制
2015年のトータルリターンは18.52%。類似ファンド分類平均を9.32%を2倍近く上回るという凄さです。最新のデータで見ても、3年のトータルリターンが29.02%と優秀な成績となっています。
たくさんの銘柄を持っていて、暴落時に逃げられないと含み益を大きく減らしてしまうこともあるのがファンドの怖いところです。しかし、銘柄を厳選して小回りの利いた投資というのが良いのでしょうね。
【販売ネット証券】
・SBI証券、楽天証券、マネックス証券
国内株式中小型部門
三井住友アセットが運用する「げんきシニアライフ・オープン」。
2015年のトータルリターン:30.66%
10年のトータルリターンは年率4.69%と好調!
リーマンショック後は苦戦していますが、この下落幅は他の投信と比較すると非常鬼優秀なのだとか。
(参考:げんきシニアライフ・オープン基準価額チャート)
【販売ネット証券】
・SBI証券、楽天証券、マネックス証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券
国際株式 部門
三菱UFJ国際投信のグローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド『愛称:健次』
・2015年のトータルリターンは12.82%
・3年間のトータルリターンが27.42%
・モーニングスターレーティング、2013年2月以降35カ月にわたり5ツ星を継続
2015年もノーベル賞で日本人が多数受賞し、バイオ・創薬関連株も大きく上昇しました。新薬は開発まで長いですが、そーせいグループの4ヶ月での4,000円から15,000円までの上昇をみると、バイオは夢のある部門ですよね。
【販売ネット証券】
・SBI証券、楽天証券
バランス(安定)型 部門
東京海上アセットの円資産バランスファンド(毎月決算型)『愛称:円奏会』
・2015年のトータルリターンは1.26%
・3年間のトータルリターンは6.73%
2015年はこの部門のファンドは苦戦を強いられたようですが、2016年の年明けから基準価格は大幅に伸びています。
乱高下するような難しい年には持って来いのファンドのようです。
【販売ネット証券】
※主にゆうちょ銀行での取扱いのみ
バランス(安定成長)型 部門
日興アセットのスマート・ラップ・ジャパン(毎月分配型)
複数のファンドに投資して運用するという方式を取っており、為替ヘッジを入れています。
・2015年のトータルリターンは2.42%
・2014年8月の運用来のリターンは5.81%
日経平均の連動が高く思えますが、下落幅は緩くなっています。
【販売ネット証券】
・SBI証券、楽天証券
バランス(成長)型 部門
大和投信のラップ・コンシェルジュ(成長タイプ)。
ファンドを通じて国内外の株式・債券に分散投資し、為替ヘッジは無し。
・2015年のトータルリターンは2.11%
・2014年11月14日以来の運用リターンは-4.32%
【販売ネット証券】
・SBI証券、楽天証券
まとめ
こうしてみると、2015年は株式運用が勝ち、バランス型投信は夏のチャイナショックを乗り切ったに過ぎなかったのだということが分かります。
管理人は投資信託でも年8%ほどパフォーマンスを出してほしいという希望があるので、資産を預けるなら長期に渡りパフォーマンスの良いスパークス・アセットを選びたいと思います。
投信選びの参考にどうぞ!
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