株主総会

【著者】 児山 将

株投資とは切っても切れない関係にある株主総会。ここでは株主総会とは何か、その概要と注目ポイントを見ていきます。

株主総会とは

株主総会とは、文字通り、株主が参加する会議のことです。1単元以上の株を保有する議決権保有の株主すべてに招待状が届き、任意で参加することができます。

この株主総会は、年に1回開かれる定時総会と、必要に応じて開かれる臨時総会の2種類あります。定時総会は決算の3カ月以内に開催することが義務付けられていますので、たとえば3月が決算月ならば、たいていは6月に株主総会が開催されます。

株主総会では何を行なうのでしょうか? 一言で言うと、会社の重要事項を株主が決めます。たとえば、定款の変更、取締役や監査役の選任などです。

議決権保有の株主が参加できる株主総会、と紹介しましたが、株主はそれら重要決定事項に関し賛成か反対の議決権を行使できます。

そして、参加した株主に加え、参加できなくても前もって議決権を書面で行使した株主の投票をまとめ、基本的には多数決で重要決定事項の可否が決定します。

最近印象的だった株主総会

・トヨタ自動車(7203)
トヨタは前回の株主総会で新規発行予定の「AA型種類株式」発行の可否が問われました。結果は可決となったわけですが、株主総会でトヨタ自動車の豊田章男社長が株主に「みなさん、いっしょにやりましょう!」と声をかけていたのが印象的でしたね。

・黒田電気(7517)
電気関連株としてはマイナーですが、2015年8月21日に開催された臨時株主総会は大注目となりました。というもの、ライブドアのニッポン放送株買付に関してインサイダー取引を行なった村上世影氏の娘が代表を務める「C&Iホールディングス」がからんでいるからなんです。

C&Iホールディングスというのは、要はファンドですが、C&Iは黒田電気発行済株式の18%を保有している株主です。このC&Iが、黒田電気に最大4名の新規取締役を加えるよう要求してきたわけですね。

この事項に関する投票結果は、否決となりまして、C&Iの意向は株主によって除外される結果となりました。しかし、世間を騒がした村上氏の娘の登場で、少なくとも黒田電気の知名度は格段に上がったと思われます。

株主総会の見どころ

株主総会に参加する機会があれば、以下2点に関しチェックしてみてください。

1)代表取締役やその他執行役員たちの素性を見定める
会社経営のかじ取りをしているのは、間違いなく代表取締役や執行部です。その人たちの素性を垣間見られるのが株主総会です。誠実さや株主への関心度など、気になる点を直で見てみましょう。経営者としての品格があり人格者であるなら、継続して株を保有したいと思いますし、その逆もあるかもしれません。

2)お土産
株主総会に出席すると、たいていお土産をもらうことができます。お土産のために総会に参加するわけではありませんが、楽しみの一つです。会社によって準備するお土産が全然違いますし、中にはお土産のないつまらない会社も。株主への思いを量る良い機会でもあります。

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