グローバルコーディネーター

【著者】 児山 将



グローバルコーディネーターとは、公募やIPO(新規株式上場)において案件全体を束ね、上場スケジュールの管理や、証券の発行、取り扱い業務などを引き受ける主幹事証券会社のことをいいます。

通常のIPOでは主幹事と幹事証券に分けられるが、数千億から1兆円を越える規模となる巨大案件となると、国内だけではなく海外投資家も対象として上場株式の募集する場合もあり、複数の証券会社が証券の発行を引き受ける場合があります。

その様な場合は、通常のIPOとは違い非常に多くの証券会社が参加することになります。

グローバルコーディネーターそうなると主幹事証券も複数社となり、そのなかでも案件をまとめるグローバルコーディネーターという役柄が必要となります。

※幹事証券<主幹事証券(共同幹事)<グローバルコーディネーター

また、売出株の割当数も他の幹事証券よりも圧倒的に多いものになります。

JAL、郵政グループの上場でみるグローバルコーディネーター

2012年9月12日に日本航空(JAL)が東京証券取引所への再上場した際の主幹事証券は5社。
この際に、グローバルコーディネーターは大和証券が担いました。

この時に大和証券に割り当てられた株数は2番目に割り当ての多いみずほ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を合わせた株数よりも多い4593万7千株!!

区分 会社名 割り当て株数
グローバルコーディネーター 大和証券 45,937,000
主幹事証券 みずほ証券 20,566,000
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 20,566,000
野村證券 18,374,000
SMBC日興証券 13,558,000

2015年の日本郵政グループが上場する際のグローバルコーディネーターは、野村證券と三菱UFJモルガンスタンレー証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券の4社。

今のところの報道によると、野村證券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の2社への割当株数が全体の5割に達し、引受証券会社の中では同率トップになるようです。

参考:日本郵政グループ3社11月4日に東証1部へ上場!

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