隠れインバウンド銘柄を探せ!

【著者】 児山 将



円安効果と2020年の東京オリンピックの決定で、日本を訪れる外国人の数は年々増え続けています。(参考:訪日外国人数は2015年にも2,000万人突破か!?

インバウンド銘柄は軒並み数倍に上昇し、中国株バブルが崩壊した後も関連企業は依然として強気な見通しをとっています。
訪日外国人
このままのペースでいけば、2020年に訪日外国人が3000万人も夢ではない!という期待も膨らみます。

今回は既に多くが割高となってしまったインバウンド銘柄の陰に隠れて、まだまだ伸びしろがあるいわゆる『隠れインバウンド銘柄』を探していこうと思います。

まだまだ出てくる!?隠れインバウンド銘柄を探せ!

まずは、外国人の目線に立って考えてみましょう。

海外に旅行に行くと、ホテルや旅館に泊まるのは当たり前。カプセルホテルも人気のようですが、上場企業はありませんでした。

でも、もう少し突っ込んでみるとそこで使用される備品に目がいきます。

トイレットペーパーや歯ブラシ、石けん、タオルなど、どれも欠かせないものですよね。シャンプー類を販売している会社は化粧品関連でもありますので、すでに上昇してしまっていますが、紙類はまだそれほど上昇していません。

私の地元の企業である大王製紙は、一時社長のカジノ問題で荒れてしまいましたが、優良企業に変わりなく、今年、JPX400にも組み入れられました。

日本製紙(3863)、大王製紙(3880)、王子ホールディングス(3861)

水回りの需要ですと、歯ブラシのライオン(4912)も良さそうですし、宿泊施設には寝具ということで寝装用原料は業界2位のカネヨウ(3209)が出てきます。
正し、低位株で売買高はかなり少ない銘柄です。

布団類などのクリーニング需要ということで、白洋舎(9731)もくるかもしれません。

宿泊ではないですが、日本と言えば温泉のということで極楽湯(2340)でしょう。
上がる時は早いので短期勝負ですが、海外展開も加速しており1000円のせがみたいところ。
FCを運営しているマーチャント・バンカーズ(3121)も狙い目!?

ホテルの大穴はユアサ・フナショック(8006)でしょうか。

ここは千葉中心に関東地盤の食品卸を行っているのですが、ビジネスホテル「パールホテル」を運営しています。前期の営業利益は商事部門14.5億、不動産部門6.4に対して、ホテル部門は30.5%増益の5.9億で利益率は約16%!PBRが1倍超えレベルの株価倍化に期待できます。

個人的には、再建に成功した日本ビューホテル(6097)も再度3,000円までいってほしいですね。

あとは普通にホテル業界が潤っており、日本人でも都内でホテルを取るのに苦労しているくらいですので、ジャパン・ホテル・リート(8985)を買っておくのも良さそうです。

移動手段に目を付けろ!タクシーに乗り換えアプリ

慣れない海外では、乗換案内のアプリが便利ですよね!

駅探(3646)が7月には一時ストップ高を連発する人気が出たものの、市況の悪化でズルズルと売られています。好業績のため、浮上は時間の問題ではないでしょうか。

困った時に日本人に道を聞くときには音声認識アプリ。これを開発しているのはフュートレック(2468)です。

タクシー会社では、第一交通産業(9035)1200円を底に買いたいところ。神奈川中央交通(9081)は堅調に推移しています。

ちょっと違うところでは、ロボットスーツのCYBERDYNE(7779)はいかがでしょうか。現在、羽田空港で荷物運びロボットや清掃するロボットにHALで有名なロボットスーツが導入されています。

世界中の空港で導入される日も近いのではないでしょうか。

訪日外国人を取り込む飲食店

旅行と言えば、食は欠かせません。

外国人が日本で何を食べるのでしょうか。
寿司、天ぷらは最初に出てきますが、焼き鳥はけっこう穴場だと思います。私は神谷町と大井町の飲食店で働いていましたが、頻繁に外国人旅行者にも来店してもらっていました。

うどんそして、うどんも外国人には人気でトリドールが運営するハワイの丸亀製麺は連日の行列となっているようです。これで認知度は大いにアップしているといっても良いでしょう。四国出身の管理人としても、まずまずの美味しさですし、焼き鳥店も経営しているところが美味しいところです。

海鮮系も欠かせません。「はなの舞」、「さかなや道場」を運営しているチムニー(3178)は外観のインパクトもあり、業績も好調です。

これらの水産品の貿易、加工、買い付け主力とし、すしネタに強みを持つ御洋(1301)

鮮魚専門店を百貨店、駅ビル内に展開し居酒屋、すしの飲食店を併営している魚力(7596)は集客力抜群ですので、今後の出店も加速していくかも。

 
そして、飲食店に加工食品を販売している店長の強い味方は久世(2708)。ただし板は薄いですのでご注意を!

個人的にはたこ焼きが大好きですので、ホットランド(3196)でしょう。
五反田の立ち飲みハイボールは大人気ですし、そこそこの高単価ですがこの知名度に人件費が低く、食材費を押さえられるビジメスモデルは、飲食業の中でも高収益でしょう。銀だこ

インバウンドの飲食店銘柄
海帆(3133)、鳥貴族(3193)、トリドール(3397)、ヴィア・ホールディングス(7918)、ホットランド(3196)、久世(2708)、魚力(7596)、御洋(1301)、チムニー(3178)

やっぱりお酒だ!日本酒、焼酎関連銘柄は?

日本人もドイツに行けば、ビール、フランスに行けばワイン、韓国にいけばまっこりを飲むことはほぼ間違いないでしょう。

日本酒お酒の弱い管理人でもきっと飲みに行きます。

そこで、やはり日本酒の登場です。日本酒は透明でスッキリとしているので、外国人にもクセなく楽しんでもらえるのではないでしょうか。

そこで、ジャパン・フード&リカー・アライアンス(2538)が挙げられますが、なんだか値動きが仕手っぽいんですよね。

そして、焼酎やチューハイの宝ホールディングス(2531)とオエノンホールディングス(2533)が出ています。
獺祭などの銘酒はこれまで大量生産ができなかったようですが、近年データ分析の発達により生産が安定し、海外への輸出も増加することが考えられます。

まだまだ売れるインバウンド商品

やっぱりインバウンド銘柄といえば、爆買いですよね。

ユナイテッドアローズは外国人観光客の増加でスーツケースやクロムハーツなどの高額商品が良好。最近では店頭でパンも販売し、飲食店経営にも乗り出すという多角化をみせています。

ハイブランドとしての方向性は間違っていないと思いますので、中途半端にならなければ大成功しそう。

日本製のものは良いということで、ストッキングが隠れた人気の様です。
そうなると、消耗品のために爆買いが出てきそう。グンゼ(3002)やアツギ(3529)、ナイガイ(8013)が物色されそうです。

そういえば、中国人に人気の化粧品アルビオンの原料の出荷をしているのがナノキャリア(4571)
だそうです。現在は赤字ですが、業績はまずまずで黒字化も近そうです。

20~30代から絶大な支持率を誇るサマンサタバサ(7829)。
先日投資家の飲み会に来た女性2人が持っていたバックは、2つともサマンサだったというほどです!日本人が東南アジアでブランドを買い漁るように、円安効果での爆買いが期待できます。

その他、これだけ人が増えると臨時雇用しないといけないお店などが増えてきます。
そこで人材派遣業が絶好調ということで、そこで働く知り合いにも好調っぷりを確認してきて以下の2銘柄を取り上げました。

テンプホールディングス(2181)は10月28日に3分割を発表!
短期派遣から撤退したフルキャストホールディングス(4848)ですが、警備業務の請負もやっています。

2015年には訪日外国人数が恐らく2000万人を越えてくるでしょう。
そうなると、さらに意外なインバウンド銘柄が出てくるかもしれません。

このブームは少なくとも2020年の東京オリンピックまで続くと思われますので、引き続きウォッチしていきたいと思います。

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