初心者におすすめの株の買い方

【著者】 児山 将

株式投資を始めたばかりの人は、4000ほどもある銘柄の中から買う株を決めて、さらに買うタイミングを見定めて。。と大変だと思います。
(参考:銘柄選びのコツ

でも、銘柄はネットや雑誌の特集ページを見ればたくさん出てくるので意外と簡単に決まりますよね。

だた、問題はどこで買うかです。
どんなに良い銘柄でも、買うタイミングを間違えれば損失になってしまいますし、逆にどんなに悪い銘柄でもタイミングを間違えなければ利益を出すことができます。

そこで、今回は初心者におすすめの株の買い方を書いてみたいと思います。

注文方法は指値で

まず、注文方法編です。

株を買う時には、主に成行・指値・逆指値注文の3つの注文方法があります。

基本的に、初心者には指値注文で買い注文を出すことをオススメします。

まず成行注文では板の薄い銘柄の場合、思わぬ高い値段で購入してしまうことがあります。
新興の銘柄で、特に株主優待投資の銘柄は板が薄い場合がありますので、指値で確実に拾いたいところです。

一方、逆指値注文はここを越えたら一気に上昇するだろうという時に便利です。

しかし、初心者の場合は高値を追わずに、少し価格が下がったところを拾っていった方が良いでしょう。

特にサラリーマン投資家などは逆指値注文を出していて約定したものの、見ていない間にズルズルと下落してしまうなんてことがあります。
好材料が出た銘柄などは、寄り付き後に大きく上昇したものの、一度行って来いとなり、引けにかけて結局上昇していくという流れが良くあります。

高値掴みを防ぐという意味でも、指値で買い注文を出すようにしましょう。

チャートで買うタイミングを計る

株を買う時に意外と初心者の方はチャートを見ない人が多くて驚きます。

10年前までのチャートを見ないといけないとまでは言いませんが、せめて直近3年間ぐらいまでのチャートをみてから、今がどの位置にあるのかを確認したうえで買っていきましょう。

下がり続ける株を買わない

トヨタなどのどんなに良い銘柄でも、下がり続ける時期はあります。
株は「安い時に買って、高い時に売る」といいますが、下げ止まりを待ってからかうのが得策です。

言い換えれば、『旬な銘柄を買う』でしょうか。

例えば、アクトコール(6064)という会員制で水回り問題等の駆け付けサービス提供している会社があります。

アクトコール

もともと好業績の銘柄でしたが、地味な業種の為に投資家から注目はイマイチでした。
しかし、民泊が騒がれるようになり同銘柄は民泊関連の好業績銘柄として注目されるようになり、旬な銘柄に格上げ。

急騰したところは利益確定が入るものの、割安であったために、値動きが落ち着いたところを丁寧に拾っていけば半年間で4倍にもなる上昇のなかで大きな利益を得られることとなりました。

逆に、旬を過ぎた銘柄の例ではフルッタフルッタ(2586)があります。

フルッタ

同社は、アサイーなどのアマゾンフルーツの飲料や冷凍食品を販売しています。上場時はアサイーブームで高値が付いたものの、ブームが去るとともに売上高も株価も急降下。

旬を過ぎた銘柄はこのように下落の一途を辿ることが多いことから、どのタイミングでも買うことはおすすめできません。

人気優待銘柄を権利確定月の2ヶ月ほど前に買う

株主優待が初心者には人気です。人気の優待銘柄は、権利確定の週に盛り上がることが多いですが、権利落ち日以降、一気に売り込まれることも多々あります。

そこで、数か月前からこの上昇を見込んで投資を行うという方法があります。

個人投資家に人気のマクドナルドを見てみましょう。

■マクドナルド(2702)
マクドナルド

6月末と12月末が権利確定日ですが、しばしばそれに向けて上昇していることが分かります。
また、権利落ち以降はほぼ間違いなく下落しています。

株主優待を得ることはできませんが、権利確定日までの上昇を狙った投資方法は有効といえます。

好業績銘柄の押し目買い

好業績な銘柄は下落しづらい為、業績が悪化してくるまで押し目買い戦略が効果的です。

モノタロウ~♪のCMでお馴染みの工事用の工具や資材等をネット通販する同社は、毎年20~30%の安定成長を見せています。

■MonotaRO (3064)
モノタロウ

株式チャートでよく利用される25日移動平均線を目途に、押し目買いをしていけば、2倍以上の利益を得られることができました。

買いのタイミングを分散される

狙っている銘柄が上昇してきたとしても、本当に上昇するかどうか不安ですよね。
リスクを最小限にとどめる為に、購入のタイミングを分散させることが効果的です。

■日精樹脂工業(6293)
日精樹脂工業

日精樹脂工業は射出成形機械の最大手で、スマホ需要増などで業績を拡大しております。
約半年間の安値圏でのもみ合いの後、ようやく上抜けてきました。
でも、このタイミングではまだ利益確定が出てくるかもしれません。なので、最初は少し下押したところで、購入資金の3分の1や半分などで買います。

そして、ローソク足が25日移動平均線を上抜けてくると、本格的な上昇の開始の可能性が高まりますので、ここで2回目の買いを入れます。

もし、不安な人は1回目の買いを入れた後に少し下がっていますので、そこで損切りを行い、再度買い直すということもできます。

決算前は避ける

決算が発表される日に建玉を持ちこすことを決算プレイといいます。

企業からの思わぬサプライズが発表される場合があれば、逆に減益などで翌営業日に急落となるリスクもあります。

そのため、投資初心者は決算をまたぐことをしないようにしましょう。

銘柄の例では、モルフォ(3653)を出しましょう。

■モルフォ(3653)
モルフォ

2015年12月の決算時に、デンソーと資本業務提携というビッグIRを発表し、株価は3日連続ストップ高となりました。

しかし、6月の決算では投資家の期待に応えられずに1週間で40%ほど急落してしまいました。
この様に、決算の日に持ち越すことは非常にリスクが高いと言えます。

グローバルなビックイベントの前は避ける

最後はビックイベントの前に投資するのは避けるということです。

例えば、英国の国民投票やアメリカの大統領選挙などがこれに当たります。

これらのイベントは世界的に注目されるために、もし結果が悪い方となれば、その銘柄の業績に関係なくても一緒になって売り込まれる場合があります。

2016年6月24日の英国のEU離脱の是非を問う国民投票で、日経平均は一時1,000円安となり、同年11月9日の大統領選挙の日にも日経平均は高値から1,300円の下落となりました。

■日経平均株価
イベント

しかし、その後はいずれも上昇に転じています。

もし、イベント前に購入していれば、一時的に大きな損失が発生していましたが、イベントの通貨を待ってから買うことができれば大きな利益となります。

もし、良い結果が出てしまったらどうしよう。。という気持ちも分かりますが、まずは『損を出さないこと』を前提に考えて投資を行いたいですね。

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