チャイナショックに学ぶ個人投資家の株式取引

【著者】 児山 将



中国発の世界同時株安で日本株は大暴落となりました。

世界の株価

中国発というのは後付けで、ボディーブローのようにじわじわと浸透してきた材料。暴落のキッカケはFOMC議事録だったと考えていますが、そのことに関しては割愛します。

とにかく株価は酷いことになりました。

特に日本株は2年ぶり、5.23ショック以来の下落幅を記録したわけですから、個人投資家の多くが損失を被ったであろうことは否めません。

今回はこの暴落を受けて個人投資家が取るべく対応策を挙げていき、それに対してギリシャショック以来の暴落相場をみてきた管理人がコメントしていきたいと思います。

大暴落発生!個人投資家が取るべく行動は?

こういう時に取る行動パターンとしては、以下の6つがあると思います。

1.長期投資なので、短期間の上げ下げは気にしない。
2.下げは見なかったことにする。放置プレイ。
3.ここがチャンスとばかりに買い増しする。
4.ポジションを一部手仕舞う。もしくは全て投げ売り。
5.トレンド転換!空売りを仕掛ける。
6.新しい銘柄に買い替える。

これが果たして良いのか悪いのか、それぞれ見ていきましょう。

長期投資なので、短期間の上げ下げは気にしない。

初心者が良く陥る展開です。
「短期売買をするわけではなく、長期投資だから売らない。」
というのです。

たとえ株価が半値になっても、「現物で買っていれば追証は来ない、まだ損は確定していない。」といって保有し続けます。

しかしどうでしょう。恐らく彼らは、大暴落の後に株価が少しでも利益になった瞬間に誰よりも早く利益確定を行います。

長期スタンスはどこへいったのでしょうか(笑”

日本はようやくデフレからインフレへと転換しつつあり、インフレ期においては株価は上昇し易いですから、いつかは株価は戻る可能性があります。

しかし、それまで損失を抱えている間に他に多くの有望銘柄が上昇するでしょう。これが機会損失となりますよね。

誰でも損をするのは嫌ですが、総じてこういった行動を取りがちですので、この投資行動はNGということになります。

下げは見なかったことにする。放置プレイ。

多くの損失を抱えると、現実逃避をしたくなる気持ちは良く分かります。

管理人も投資1,2年目はそんな感じでした。しかも、FXでしたので平日24時間損失が膨らんでいくのです。これは本当につらいです。

しかし、放置していると大抵どんどんと損失は膨らんでいくものです。

そもそも最初から売買の判断が間違っているので、ヤバいっ!と思った時点で損切りを行うことが懸命です。

むしろ、そう思った時に空売りを行えば十分利益が出ることの方が多いでしょう。

ここがチャンスとばかりに買い増しする。

これは保有株の性質と資金量が多く関係してきます。

好業績の企業の株であれば、単に相場環境が悪化したとしても、最終的に下げ止まった時に多くの投資家からの資金が集中し強いリバウンドが発生するでしょう。

ただし、最初から口座資金の目いっぱい買っていたのであれば一部売却をし、下げ止まったところで買い直さないと平均コストを低くできるチャンスを逃すことになります。

もし、保有銘柄が今後の成長性の見込めない企業や業績が好ましくない企業であれば徹底的に売られる可能性が高いでしょう。

下手に買い増しをすると恐ろしく損失が拡大する可能性が大きいので、とっとと売り払ってしまいましょう。

ポジションを一部手仕舞う。もしくは全て投げ売り。

これは多くの凄腕トレーダーのスタンスです。

彼らは、ヤバいと思った時点で直ぐに売買方針を切り替えます。1銘柄での損失は投資資金の8%までとするなど、リスク管理を徹底しているのです。

機関投資家には資金管理が義務付けられていますので、これは個人投資家も見習うべきではないでしょうか。

トレンド転換!空売りを仕掛ける。

私は円高時代にFXを始めたので、空売りが大好きです。

なので、暴落局園ではではセリングクライマックスと呼ばれるあり得ないくらいの下落が来るまで徹底的に売るタイプです。

個別銘柄の日経平均225の組み入れ比率が高い銘柄でも良いですが、NY市場で大きく反発してしまうともったいないですよね。

なので、CFDで日経平均やNYダウを売る方針に切り替えます。
今回の暴落で現物の安値は17,714円でしたが、日経平均先物の安値は17152円までありました。
その差は562円もあります。

日経平均の違い

この差を逃すのは大きいですよね!

私はこの時にFXを選択しましたが、最初の下落を被った後は大きな値動きに乗り被った損失の3倍以上取り返すことに成功しました。

こういった相場には

新しい銘柄に買い替える

これも良い方法だと思います。

下落している銘柄は見切りをつけ、暴落局面でも強い銘柄(今回はアコム<8572>が好材料を出し上昇していました。)に乗り換えることで資産の減少を食い止めることができます。

また、相場環境が悪化した時に上昇する銘柄を選択するというのも良い方法です。
具体的には、ディフェンシブ銘柄や日経平均・TOPIXのインバース系のETF、恐怖指数と呼ばれるVIXに連動したETFとなります。

今回の暴落では、国際のETF VIX短期先物指数(1552)が500円付近から4日間で800円近くまで急騰する値動きを見せました。

国際のETF VIX短期先物指数

上に述べたように、株価の暴落時はピンチの様で短期間で利益を上げることのできる大チャンスでもあります。

株価が上昇しても下落しても利益をあげられるように、常に様々な選択肢を持っておけるようにしたいですね。

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