日経平均941円高!日本株は底打ちしたのか?

【著者】 児山 将



1月22日金曜日、日経平均株価は前日比941円高(5.88%)の暴騰劇を演じました。
年初から、13営業日中下落した日が11日もあっただけに、この力強い陽線は投資家にとって心強い限りです。

■日経平均株価
日経10日

この上げの原因は21日の欧州市場が発端になります。
ECB理事会でドラギ総裁が3月の会合で金融緩和を行うと検討しているという発言があり、欧州市場は上昇。米国市場もこれを好感&前日の暴落の買戻しも合わさり上昇して引けました。

さらに深夜には日経新聞が29日に日銀が追加緩和に動く可能性があるとの記事を書き、海外勢がこれに反応。為替が円安に振れることとなりました。

そして、東京市場ではが意外市場の円安・株高を受け上昇、さらに中国当局の資金供給のニュースも今日は好感。週末ということもあり、空売りの買戻しも見られたようで、後場に若干下げて始まったところでは底堅く推移。寄り付き後の高値を越えたところでは、上昇に弾みがつくこととなりました。

年初から日経平均は19,000円か16,000円へ実に3,000円(18%)も下落しましたが、これでようやく底打ちとなったのでしょうか。色々な面から考えていきたいと思います。

テクニカル要因

チャートを見てみましょう。
まず、今年に入ってから2日連続での上昇がありません。
ですから、どうしても月曜日には上げて終えないといけない。どうしても、17,000円台に載せておきたいわけです。

次のポイントは、やはりなんとか死守に成功している16,000円です。3年間のチャートを見ても、この16,000円‐17000円を守れるかどうかが非常に大事な場面ということになります。
日経3年ライン
テクニカルでは、昨年秋の安値を割り込んでおりますし、黒田バズーカ2以前の高値としても非常に重要な価格となっています。(オレンジ色のライン)

今回、週足では約1000円の下ヒゲとなり、この価格を割り込まずに終えたことは、最後の砦は残っているといえるところ。

目先、月曜日に上げて終えることができれば、16000円が底といえそうです。

ファンダメンタルズ要因

では、実体経済や投資家動向はどうでしょうか。

1月10日の日本株は下落し続けるしかないのかでも書きましたが、この下落の真の原因は中国経済の先行き不安や原油安による中東情勢不安ではなく、利益確定がメインの下落だとみています。

リーマンショックから8年が経過し、米国が利上げに転じました、長きにわたる米国株の上げ相場は2015年で天井を打ち、ついに下落相場に転じる時期が来たのです。

チャートを見てみると、14000ドル付近まで下落したとしても何ら不思議ではありません。

■NYダウ
NYダウ

NYダウと日経平均が同じ値幅(100ドルの下落で100円の下落)で下落すると考えると、日経平均株価も15,000円くらいまで下落すると考えられます。

また直近のニュースでは、バークレイズによる日本株への投資の撤退が話題になりました。
(参考:(英バークレイズ、日本含むアジアの株式業務から撤退

この様なニュースが表面化してくると、ヘッジファンドやその他の金融機関も似たような動きをしてくる可能性が非常に高いでしょう。
(フォルクスワーゲンの排ガス規制の問題の後に何社も出てきたようにです。)

為替相場

最後に為替(ドル円)です。
日経平均は基本的に半分は為替に連動します。
(参考:日経平均の値動きを決める2大要因
2015年12月に米国は利上げに転じ、今後は緩やかでもドル高が続くと考えられていました。

しかし、これだけ世界中の株価が下落しているなか、果たして年3回ほどと予定されている利上げは順調に進むでしょうか。

下落相場の中で、利下げ時期が遠のくとなると、一段と円高が進みやすくなります。
たとえ利上げしたとしても、市場が不安になりドル安に進むかもしれません。

チャートを見ると、115円を割り込んでしまうと強烈に円高が進みそうに見えます。
ドル円週足プラス

管理人はFXを6年間取引しているのですが、2016年中にここを割り込む大暴落が起きるような気がしてなりません。

結論

さて、ここまで書くともうお分かりだと思いますが、管理人の見解として『日本株は底打ちしたのか?』というお題では、短期的には底を打った可能性があるが、今年1年というスパンではその可能性は極めて引い。という結論に至りました。

次の相場の大きな転換期となるのは、1月27日の深夜に予定されているFOMCと29日の日銀金融政策決定会合でしょう。

相場の下落は良いものではありませんが、リーマンショックが起きたわけではなく、あの時より世界経済は強固であることは間違いないでしょう。

相場が下がり切った時には、本日のような強烈な上昇があることは間違いありません。その時にしっかりと投資を行うことができれば、安全に十分な資産を築くことができます。

投資初心者の方は、そのチャンスに備えて一日15分でも投資の勉強をしていきましょう!
絶好のチャンスがきましたら、当サイトでも全力買いだと書きまくることでしょう(笑”

では、この答え合わせは3月末にはできるはずです。
日本株の未来のために、管理人の悲観的な予想が外れますように!

top