大量保有報告書

【著者】 児山 将

株式市場における大量保有報告書は、株売買の一つの目安ともなります。大量保有報告書についての理解を深めましょう。

大量保有報告書とは

機関投資家、個人投資家に関わらず、新規で上場企業の発行済株式総数の5%を超えて取得した場合に提出する報告書のことを、大量保有報告書と言います。

なお、提出期限は5%を超えて保有した日から5営業日以内。

また、5%以上保有した株がその後1%以上の増減があった場合にも大量保有報告書を提出する義務が生じます。これは金融商品取引法で定められている規定ですので、違反すると課徴金が課されるので十分注意が必要です。

ちなみに、5%を超えて大量保有報告書を提出すべき規定のことを、略して「5%ルール」とも言います。5%ルール=大量保有報告書だとイメージして良いでしょう。

大量保有報告書の提出先は、報告書を提出する人が住んでいる場所を管轄する財務局です。

大量保有報告書にまつわる過去の実例 ライブドア

大量保有報告書にまつわる過去の有名な実例は、ライブドアのニッポン放送株大量保有があります。

ライブドアが合計50%を超えるニッポン放送株を保有していることが判明したのも、提出された大量保有報告書によるものです。
2005年の出来事ですが、いまだ記憶に新しい方が少なくないかと思います。

大量保有報告書にまつわる最近の実例 レオスキャピタル

最近の実例では、レオスキャピタルの実例があります。

2015年4月の話ですが、ショーケースTV(3909)の株価が連日ストップ高になりました。なぜ連日ストップ高になったかと言いますと、事の発端はレオスキャピタルが提出した大量保有報告書でした。

レオスキャピタルが保有するショーケースTV株の比率が5.95%から10.77%に増加したことが判明し、その後保有比率が12.64%に増加。

何かあると感じた投資家たちが一斉にショーケースTV株を買おうとした結果、連日のストップ高になったというわけです。

■ショーケース・ティービー (3909)
ショーケースTV

ココから分かる点の一つは、大量保有報告書によって株価が変動するという点です。大量保有報告書を逐一チェックすることは今後の株取引の目安になりますので、意識してチェックしてみてください。

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