日経平均が半年ぶりの高値!この上昇は本物か?

【著者】 児山 将

久しぶりのマーケットコメントです。

10月20日木曜日に日経平均株価は半年ぶりの高値へ上昇し、17,000円台にしっかりと乗せてきました。

本日25日はJR九州の上場もあり、東証一部の売買代金はなんとか2兆円のせ。

チャートを見ると、日本株はいよいよ今年初の上昇トレンドに入りそうな雰囲気が漂ってきています。

■日経平均週足チャート
nikkei225

この日本株の上昇は本物なのか。

様々な視点から考えてみたいと思います。

トランプリスクの後退

今年のビックイベントである米国大統領。

まさかといわれてきたトランプ候補が共和党の最終候補となったことで、にわかにトランプリスクが高まり日本株が売られてきました。

しかし、次々にリークされるスキャンダルと3回のテレビ討論会を経て、当選の可能性は日増しに減少。

株式市場は安心感から徐々に持ち直しの動きを見せてきました。

ただ、個人的にはトランプ氏が当選しても大規模減税と財政出動で米国株は堅調に推移し、日本株も円高に強い株はかなりの健闘を見せるのではないかと考えています。
(参考:トランプリスクは根拠なき幻想。むしろヒラリー大統領の方がハイリスク!?

オイルマネーの日本株への回帰

相場は閑散としているものの、外国人投資家が久しぶりに日本株を買い越したことが上昇要因と上げられています。

10月の買い越し額は、第1週目が約7600億円、第2週目が約1500億円(現物+先物合算)となっており、この規模は今年3番目だそうです。

ただ、この間個人投資家が最大の売り手となっており、個人が売って海外が買うと相場が上がるというこれまでの構図は変わらず。
なんとも皮肉な上昇となっています。

この外国人投資家の中には、サウジアラビアをはじめとしたオイルマネーの流入があるのではないかと考えています。

秋の非公式産油国会合で、原油の減産方向に舵を取り、原油価格は50ドルにまで回復してきました。

これで産油国の苦しい台所需要も幾分楽になり、ロシアも減産支持を表明したことで、年末までに原油価格は60ドル台も視野に入ってきました。

50ドルを上回ると、米国のシェール企業の多くも損益分岐点を上回ることになります。

こうして、原油の減産が世界的な株価の安定に繋がってきたわけですね。

米国の12月利上げ確率の上昇

最後は為替を見ていきましょう。

今年は1ドル120円から100円割れまで下落しましたので、どう考えても日本株の下落の原因の3割ほどは為替が影響しています。

ただ、100円という心理的節目では実需の買いも厚く6月以降安値を更新することはなく、米国の利上げに焦点が当てられてきました。

そして、10月に入り米国の雇用と景気、インフレ率の安定が確認されたことにより利上げ確率はしっかり上昇。

Fed Watchで見れば12月利上げ確率は既に75%ほどに上昇。
FX WAVEが毎朝配信している12月確率も60%ほどとなっております。

つまり、米国は1年ぶりに利上げを行うことがほぼ確定となってきているのです。

この3ヶ月で米国10年債も1.50%から1.80%まで上昇してきました。

少なくとも利上げまではドル円は上昇し易い環境下にあり、7月半ばに付けた107円を目指してくるのではないかと考えられます。

そう考えると、ドル円の上昇余力は3円ありますので、だいたい日経平均株価を600円程は押し上げる力がありそうです。

日経平均のターゲットは18000円後半

上記で述べた、「トランプリスクの後退」、「オイルマネーの流入」、「ドル円の上昇」により、日本株は上昇トレンド入りするとみています。

では、ターゲットはいくらになるでしょうか。

目先は18,750円としたいと思います。

まず、ドル円の上昇だけで18,000円には到達するでしょう。
幸いなことに、まだ売買代金がついてこない=買えていない投資家が多い、ことからどこかで1日500円などの上昇が発生する日があります。

19,000円を付けるということは、年初来高値を付けるということになりますので、1月第一週の暴落に巻き込まれた建玉のしこりが大きく残っているのが18,000円台後半。

なので、ここでは一度止まってしまうのではないでしょうか。
利上げ後にドル円は下落し易い展開となるので、やはり日本株の足を引っ張ってしまいます。

ただ、予想外に米国のインフレや雇用が好調だとすれば、ドル円の下落も限定的。
年末高へ向けて、19,500円というこの半年間誰もが予想しなかったであろう目標価格が見えてくるのではないでしょうか。

あと2ヶ月で何を買う!?管理人注目銘柄

最後は注目銘柄を書いておきましょう!

まず、原油価格はまだまだ上昇するとみていますので、出光興産(5019)。
経営統合後も株価は堅調です。

次にやはり自動運転ZMPへの思惑が続くFVC(8462)。
特に今日の1,500円割れは気になります。

口コミサイトエキテンを運営し、SEOでも強いデザインワン・ジャパン(6048)は上昇トレンド入りしています。

中国展開が好調の極楽湯(2340)は長期保有で何か出るのを待ちたい。

FXの売買高を着実に増やしており、管理人の使っているFX業者で五木氏も保有しているヒロセ通商(7815)。

鞍替え期待では、上場後4倍になりここ半年間停滞しているインベスターズクラウド(1435)。

人工知能関連では『医療×人工知能』のFRONTEO(2158)、リスクはあるもののようやく業績がついてきたメタップス(6172)もグノシーの上昇の匂いがしてまだまだ追いかけたい。

ローソンやSBI証券など大手を多数顧客に持ち、動産業界向けなどに積極的に推進していくとして、上昇してきているバーチャレクス・コンサルティング(6193)。

最後は、駐車場の上の空間を利用するというオリジナルの事業を展開しているフィル・カンパニー(3267)。
申し込みは11月11日から、上場は11月28日となります。
(参考:フィル・カンパニーが11月28日に上場 IPOを狙え!

管理人注目銘柄まとめ

コード 銘柄 株価 目標株価
5019 出光興産 2,377円 2,800円
8462 フューチャーベンチャーキャピタル 1,434円 4,000円
6048 デザインワン・ジャパン 2,210円 2,600円
2340 極楽湯 1,115円 1,400円
7185 ヒロセ通商 1,346円 1,600円
1435 インベスターズクラウド 3,915円 5,000円
2158 FRONTEO 900円 1,200円
6172 メタップス 2,423円 3,500円
6193 バーチャレクス・コンサルティング 1,293円 2,000円
3267 フィル・カンパニー 1,210円 3,600円

(株価は10月25日終値)

目標株価はだいたい20%~30%アップを見ています。
ただ、FVCは上場に賭けているところがあるので、思い切っていますし、メタップスは仕手っぽい値動きがあるので、上場来高値というアホみたいな価格を出しています。

フィル・カンパニーはNISAで買って、数年間長期保有も考えていますね。

12月の大納会にこれらの銘柄の振り返りを行いたいと思いますので、果たしてどういう結果となるのかお楽しみにどうぞ!

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