ノーベル医学・生理学賞に北里大特別栄誉教授の大村智氏

【著者】 児山 将



2015年のノーベル医学・生理学賞に日本人では北里大学特別栄誉教授の大村智氏が受賞することになりました。

バイオ同氏は微生物が作り出す有用な化合物を多数発見し、医薬品などの開発へ繋がったそうです。
それが熱帯地方の風土病の薬などで実用化しており、医療や科学研究の発展に大きく貢献。

さまざまな機能を持つ化合物を400種類以上も発見したことで、薬の開発だけでなく、生化学や有機合成化学などの研究を飛躍的に進展させた功績が評価された模様。

なかでも1975年に静岡県内の土壌中で見つけた新種の放線菌から、寄生虫や昆虫をまひさせる機能を持つ抗生物質を発見したことが大きかったようで、この化学構造を改良し、米国の製薬大手メルクが家畜の寄生虫駆逐剤「イベルメクチン」を開発するに至りました。

この薬剤は、アフリカなどの風土病である『オンコセルカ症』にも極めて高い有効性を持つとのこと。

オンコセルカ症は途上国では失明の主な原因となるほどの恐ろしい病気だったようですが、イベルメクチンによって症状の悪化を防いだり、感染を防いだりすることが可能になったそう。

そして、大村氏がイベルメクチンの特許権を放棄したことで、世界保健機関を通じアフリカや中南米などで延べ10億人以上に無償提供され、多くの人々を失明の危機から救った過去があるほど。

もし、特許権が放棄されなければ、WHOにも大きな負担金が掛かることから、今とは状況が違っていたに違いないでしょうね。

授賞式は12月10日に、スウェーデンの首都ストックホルムで開催されます。
受賞時に送られる賞金は計800万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)で非課税。

なお、2001年から2012年までの賞金額は1,000万スウェーデン・クローナ(約1億円)だったのですが、過去10年間にわたって運用益が予想を下回ったことから、2012年より800万スウェーデン・クローナとなっています。

リーマンショックの影響が、こんなところにも出ているのですね。

医薬品・寄生虫関連銘柄は?

関連銘柄は、せっせと探している最中です。
広くは製薬会社の銘柄になりそうですから、本日強い動きを見せていた以下の銘柄あたりでしょうか。

【ノーベル医学・生理学賞 関連銘柄候補】
アステラス製薬(4503)、大日本住友製薬(4506)、塩野義製薬(4507)、エーザイ(4523)

【寄生虫関連銘柄】
医学生物学研究所(4557):寄生虫や最近の感染症、診断キットの開発・製造
明治ホールディングス(2269):犬用の外部寄生虫駆除剤
林兼産業(2286):高寄生虫や抗病性等の養殖生産性改善効果
日産化学工業(4021):犬の寄生虫薬ブラベクトTMのチュアブルタブレット
日本農薬(4997):家畜用内部寄生虫剤「ゾルビックス」

日本農薬はTPP関連でもあり、たしかレオスなどの投信にも組み入れられているはずなので、良さそうですね。

とりあえずだいたい連れ高しそうにも思えるのですが、明日の朝までに再度物色して更新しようと思います。

■追記 23:40~
ノーベル投資家の強い味方、神林通商さんより

どうやら、時間外ではTPP合意もありカルナバイオ(4572)がストップ高にいくほど上昇しているようです。

今日も上げていたバイオ関連が良さそうですね!

最近のマザーズは日経が垂れてきてもしっかりとしているので、ペプチドリーム(4587)は無難に良さそうですね。

今日の材料は完全には織り込んでいないようですので、明日はノーベル賞&TPP合意でご祝儀相場となりそうです。

現時点(23:45)で日経平均CFDは18,324円まで上昇!!

雇用統計が完全になかったことになっています。明日の爆騰に期待大ですね!

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