日経平均大暴落!ここが絶好の買い場か第2のリーマンショックか

【著者】 児山 将



日経平均の暴落が止まりません。

管理人の悲観的予想、「ドル円115.50円が割れたらヤバい」が当たってしまいました。しかし、本当はもう2週間早くこの水準に達すると思っていたので、収益はそれほど得られておりません。

さて、気になるのは日経平均株価はどこまで下落するのかということです。16,000円が割れたと思えば、たった2日で1000円以上下落し15,000円も割り込む形となりました。まさに、第2のリーマンショックの様相を呈しています。

材料はといえば、以下の3つくらいでしょうか。
・日銀のマイナス金利が銀行の収益を悪化する。
・ドイツ銀行が危ないという噂が流れる。
・急速に進む円高

ドル円が115.50円を割り込むのは時間の問題と思っていましたので、特に驚いていませんが、輸出業の多くが2016年の想定為替レートを115円にしていたことから円高の影響は甚大だったと思われます。

これらひとつひとつを見ていきたいと思います。

マイナス金利の導入による銀行収益の悪化

黒田バズーカ3とされた日銀の政策変更ですが、完全に投資家がバズーカを食らった形となっています。

マイナス金利導入以降、銀行株、特に地方銀行の株価は軒並み20%ほどの暴落状態。三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)でさえ、640円から431円まで30%以上の下落幅となっています。まさに異常事態といって良いでしょう。

ちなみに、UFJはアベノミクス相場開始前に300円台がありましたので、僕は正直ここまで売り込まれるのではないかと見ています。

逆にいえば、ここまで売り込まれて初めて売り方の利食いが出るのではないでしょうか。

■三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)
UFJ

ここはシンプルにUFJの株価を見ながら日経平均の底打ちを判断します。
正直、アベノミクス開始時点より収益モデルが苦しいのかもしれませんが、今以上に材料が出ない限りは380円あたりが底と考えています。

ドイツ銀行が危ないという噂

2月8日の20時過ぎにドイツ銀行がヤバいというニュースが市場を駆け巡り、欧州株価が急落しました。
この影響でドル円の下落が加速し、日経平均の918円安に繋がったといえます。

まずは、ドイツ銀行の株価を見てみましょう。
ドイツ銀行株

1月28日に発表した決算で8800億円の赤字を発表し、完全にリーマンショックの後に付けた安値を割り込んでいます。この件について、元バークレイズなどの外銀にいた矢口さんという方に聞いてみました。

【要点は以下】
・デリバティブ取引の規模が非常に大きく、保有残高が54兆7000億ユーロ。
・ドイツのGDPの規模である3兆ユーロ(390兆円)の18倍に当たる規模。
・ドイツには住宅ローンバブルのような兆候がない。
・苦境の理由の1つに、米系銀行と競い合うように手掛けた高リスク取引。
・今後は高リスク資産を圧縮し、アルゼンチンやメキシコなど不採算地域からは撤退、ドイツ国内も支店のほぼ3分の1を閉鎖。

結論としては、経営が苦しいが同行が第2のリーマン・ブラザーズになるという見方には賛同しない。だそうです。

今のところ、新たなニュースが出るまでは様子見といったところでしょうか。

急速に進む円高

最後は為替です。

これまで日本の輸出業の利益を押し上げできた円安ですが、黒田バズーカ3の後の高値から10円の円高となりました。
トヨタの利益が4千億円吹き飛んだ計算になります。

では、ドル円はどこまで下落するのでしょうか。
ドル円3年

管理人の友人である専業投資家のひろぴーさんは、12月時点で111.50円と言っており、2月11日にこの水準は達成しました。

黒田バズーカ2以降、115.50円を割り込むことはなく上は125円まで10円幅がありました。なので、割り込むと素直に10円ということになると105円となり、チャート的にもきれいになります。
ただ、ここまで下落するには何か追加材料がないと難しいのかなという印象です。

ドル円が115円を割りこんでから日銀のレートチェックなどの口先介入が頻繁に起きていますし、111円話割り込んだ際には瞬間的に買ってくる動きがありました。

さらに、2月11日の22時頃には為替介入のような短時間で2円以上急騰するような値動きがりました。(介入はこのレベルではないと思いますが。)

個人的には、市場にある買いポジションを一掃するような急落がまだないのが気になっています。よって、一旦111円を底としますが、110円台に突入するようだと109円台まで短期的に急落すると見込んでいます。

その時には、日経平均は14500円程まで下落しているでしょう。

ただし、2013年の5.23ショックの下落幅が30%だったことを考えると、14500円までの下落はまだ調整の範囲といえるのかもしれません。

管理人は14,000円台では買いだとみているので、どこかのコメンテーターとは違い買っていきます。ただ、何か他の材料(例えば、どこかの金融機関が大変なことになったなど)が出てきた時は直ぐに売りに回ります。

割安だからという理由で買っていると、もっと割安になります。ソニーなんてPBRが一時0.3倍まで下がりました。管理人は基本的にPER・PBRは無視して値動きについていきます。

最悪、ドイツ銀行が吹っ飛んでしまうと日経平均1万円~12,000円も覚悟しないといけませんね。この材料が出るとしたら、土日でしょうか。

ダブルボトムのようなチャートになるまで、本気で買っていけない相場となっています。

長々となってしまいましたが、結論としてはもう少し下がったところが買い場。
でも、それ以上下がると再び大暴落がやってくる。となります。

銘柄に関してはまた別の記事で書きたいと思います。

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