イオン(8267) の株価はどうなる!?

【著者】 児山 将



みなさんご存知のイオン株式会社。
マックスバリューやミニストップなど、日本国内外260余の企業で構成される最大手の流通グループ「イオングループ」を統括する会社です。

今回は、充実の株主優待で個人投資家から人気を誇るイオンの株価を分析していきたいと思います。

チャート分析

まずは、株価を見ていきましょう!

■イオン(8267)
イオン

アベノミクス相場で上昇後、2014年は下落。しかし、10月に底を打ち2015年は順調に上昇してきたといえます。
チャートは2,000円で上値を押さえられ、トリプルトップを付けるような展開。

次に2,000円にしっかりと乗ってくるともう一段の上昇が期待できます。過去の値動きを見てみると、上げ始めると30%ほど一気に上昇することから、2000円の売り物をこなすと2,500円前後が目標となります。

業績と課題

10月の中間決算では営業利益は722.66億円と前年比を66.6%上回るほど。決算は2月で、発表は3月半ばですが、2年連続下方修正している流れとなっています。

これは利益は金融と不動産業で稼ぎ、本業ともいえる総合スーパーでの赤字が拡大してしまっていることでしょう。

イオンの株価が大きく跳ね上がるためには、イオンやダイエーの利益が乗ってくることがポイントです。

直近の数字は前年比をしっかりと上回ってきており、店舗数も増加していることから、『苦戦している』という報道も一部あるもののマクドナルドのような状況とは違います。
参考:イオン株式会社 10月度連結営業概況

進捗率は若干後退気味ですが、12月、1月と盛り上がる業種です。今のところ概ね予想通りの着地となりそうです。

アナリストコンセンサス

プロの意見を見てみると、厳しい目線が目に着きます。

カブドットコム証券のコンセンサスレーティングを見てみると、中立・やや弱気が優勢。
目標株価は1,327.5円。
一方、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のレポートでは1,450円となっています。
このことから、現在の価格(1,900円台)よりも30~40%の下落を見込んでおり、2,000円を背に空売り比率も膨らみ信用売残が1,447,400と買残の2倍ほどあります。

大きく下落した際にはこれらの利食いが入るでしょうから、ベストな買い場は急落時のリバウンド狙いということになりそうです。

管理人の予想

管理人としては、日経平均株価の上昇とともに2,000円を越えてきた時の踏み上げ相場を大いに期待しています。
その場合は、短期的な急騰急落となりそうですが今年の5,6月の様な上昇相場となりそうです。

ファンダメンタルズも悪くはありません。

直近のニュースとしては、中国のネットスーパーを年内に拡大すると報じられており、独身者の日で爆買いの恩恵を受けたアリババのように強烈な刺激剤になる可能性があります。ちなみに、ネット販売ということでアスクルの株価が大きく上がりました。

また、小規模スーパーであるまいばすけっとを出店し、地域の消費者リサーチを行い、付近の中規模食品スーパーを買収し、より収益の上げられる店舗に改装したりと出店時の根回しと手際の良さはさすが業界第一位といったところ。

海外の出店も加速しており、この現地調査にはミニストップ(国内:2186、海外:2760)の出店が生きていることでしょう。コンビニという小規模店舗を先に投じることにより、撤退時のリスクも小さくて済みます。国内の地方の人口減少がありますが、出店場所はアクセスが良く物流拠点となる高速道路やバイパスの近くに置いてあることから、最悪の場合でも倉庫兼物流拠点となるような出店を行っています。

アナリストの目標では1,400円前後となっていますが、8月末の急落時でも1600円を割り込まなかったことから決算でよほどの数字が出ない限りは割り込むことはないとみています。

よって、下値の目途は3月の決算が出るまでは1,600円。下落した場合は1,700円割れから打診買いで買い下がっていきたいところです。

しかし、12月は日本株が総じて上昇し易い傾向にあることから、2,000円を越えてくる可能性の方が高いとみています。
ですから、年内では現時点で打診買い出入り踏み上げ相場で2,000円を突破してくるほうが可能性としては高いのではないでしょうか。

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